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第1章 FXをはじめるには

ポジションを長く持つほど収益アップ!?
毎日もらえちゃうスワップポイントって?

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■FXのもう1つの収益源「スワップポイント」

スワップポイントとは

 FXは、為替レートの変動を利用して投資収益を得るのが基本です。トレードで得た収益は「キャピタルゲイン(capital gain)」、損失は「キャピタルロス(capital loss)」と言います。

【参考記事】
FXで利益を上げるしくみは? 買うだけじゃない!? 下がると思ったら売ればOK!

 FXにはもう1つ、「インカムゲイン(income gain)」と呼ばれる収益源があります。

 それが「スワップポイント(スワップ金利)」です。

 これは、ポジションを持っている期間中に付与される金利のことで、銀行の預金金利や利付債(りつきさい)の保有で生じる受け取り利息、投資信託の収益分配金などと似たようなものになります。

 スワップ(swap)は「交換」を意味する英語ですが、スワップポイントは2つの通貨の金利差を指し、日本語では「金利差調整分」などと称されます。金利の高い方の通貨を買って、金利の低い方の通貨を売ると、ポジションの量に応じて金利の差額分が受け取れるのです。スワップポイントは日割りで付与されますので、原則的にポジションを持っている間は毎日、受け取ることができます。

■金利差2.4%なら、1年間で2万4000円もらえる!?

 スワップポイントの水準は、インターバンク市場の中にあるスワップ取引市場(資金取引)で行われた取引によって決まります。スワップポイントの発生に必要なロールオーバーを、どのような形態で行うかによっても異なってくるため、スワップポイントの水準は、基本的に毎日、変動します(詳しくは以下の【参考記事】の中で解説しています)

【参考記事】
スワップポイントはいつもらえる? 土日や祝日の分は? 気になるしくみを徹底解説!

 ここではしくみをわかりやくご紹介するため、単純に米ドルと円の金利で説明します。

米ドルの金利が2.5%、円の金利が0.1%だった場合、金利差は2.4%です。このとき、米ドル/円のレートが1米ドル=100円で変動しないことを前提に、金利の高い米ドルを買って金利の低い円を売る、すなわち、米ドル/円の買いポジションを1万通貨持つと、1年間で2万4000円のスワップポイントを受け取ることができる計算になります。

スワップポイントの計算例

 これを1年365日で日割り計算すると、1日あたりの金額は約66円(小数点以下、四捨五入)になります。

米ドル/円の買いポジションを1万通貨持っている間は、毎日、約66円のスワップ収益(スワップポイントによる収益)を受け取ることができるのです。

 注意しなければいけないのは、金利が低い方の通貨を買って、金利が高い方の通貨を売った場合、先ほどの例だと米ドル/円の売りポジションを持ったときは、ポジションを持っている間は毎日、スワップポイントを支払わなければならないという点です。

 1日あたりの金額は、それほど多いとは感じないかもしれません。しかし、塵も積もれば山となります。長い間、スワップポイントを支払う方向のポジションを持つときは、少し気にかけておきたいところです。

■為替レートが動けばスワップポイントの水準も変動する

 為替レートがまったく変動しないなんてことはありえません。2つの通貨の金利差に変化がなくても、為替レートが変動すれば、スワップポイントの額は変わります

為替レートとスワップポイントの関係

 2つの通貨の金利差が変化しても、当然、スワップポイントの金額は変動しますから、長期的なスワップ収益を正確に計算することは、不可能に近いと言えます。

■高水準のスワップポイントにはワケがある!?

高スワップにはワケがある

 金利差の大きい通貨ペアで、スワップポイントを受け取れる方向にポジションを持てば、日々、それなりの金額のスワップ収益が得られます。

 一般的に、先進国の金利水準はそれほど高くありませんが、高金利通貨として日本の投資家からの人気も高いトルコリラ(トルコの通貨)を買って円を売る取引(トルコリラ/円の買い)をすれば、1万通貨のポジションで1日あたり、100円近いスワップポイントを受け取ることができるFX会社もあります。(2019年7月現在)。

【参考コンテンツ】
FX会社徹底比較!:トルコリラ/円が取引できるFX会社はここだ![トルコリラ/円スワップ金利の高い順]

 メキシコペソ(メキシコの通貨)や南アフリカランド(南アフリカの通貨)を買って円を売る取引も、受け取ることができるスワップポイントの額が結構、高水準なので、スワップ収益を重視する投資家から注目を集めています。

 しかし、金利が高いトルコ・南アフリカ・メキシコなどの新興国の多くは、先進国と比較して経済基盤が弱かったり、政治が安定していなかったりと、通貨そのものにとってネガティブとなりやすい話題も多く聞かれます。物価の上昇を抑えるためだったり、海外から投資資金を呼び込むために、あえて高い金利を設定しなければならないといった理由も存在します

 国の景気が悪化したり、政治的なリスクが高まると、通貨自体が大きく値下がりして、買いポジションを持っているとスワップ収益(インカムゲイン)を上回る投資差損(キャピタルロス)が簡単に生じてしまう可能性もあるので注意が必要です。

 かつては新興国より経済や政治が安定していて、金利水準が比較的高かった豪ドル(オーストラリアの通貨)やNZドル(ニュージーランドの通貨)が、スワップポイント狙いの通貨として人気がありました。ただ、最近は低金利でスワップポイントの水準に魅力が薄れてきています。

 それと入れ替わるように、米国が2015年末から段階的に利上げを行ってきた影響で、米ドルと円の金利差がじわじわと広がり、2018年後半あたりからは、米ドル/円のスワップポイントが、かなり魅力的な水準になっていました。2019年7月時点では、米ドル/円の買い1万通貨で1日に80円を超えるスワップポイントを受け取れるFX会社もあります。

【参考コンテンツ】
FX会社徹底比較!:スワップ金利で比べる[米ドル/円スワップ金利の高い順]
FX会社徹底比較!:スワップ金利で比べる[豪ドル/円スワップ金利の高い順]
FX会社徹底比較!:スワップ金利で比べる[NZドル/円スワップ金利の高い順]

■金利差は同じでももらえる金額は各社で違う!?

FX会社によって金額が違う!?

 ザイFX!の比較コンテンツをご覧いただいてもわかりますが、スワップポイントの水準はFX会社によって異なります

 FX会社によっては、為替レートに変動があっても日々のスワップポイントの水準を変えず、高水準のスワップポイントを一定期間、キャンペーンなどを通じて固定して提供しているときもあります。

 投資収益の一部としてスワップポイントを重視する方は、受け取れるスワップポイントの額がなるべく高いFX会社を選んで取引すると有利になるでしょう。また、為替レートの変動を狙う目的で、スワップポイントを支払う方向へポジションを持つ必要が生じたときは、支払うスワップポイントの額がなるべく少ないFX会社を選んで取引するなど、工夫すると良いと思います。

【参考記事】
スワップ収益とトレード利益の両取り!? 根強い人気の「スワップトレード」とは?
なにを基準にFX会社を選べばいいの? ここだけは押さえておきたいポイントとは?

(最終更新日:2019年8月2日)

FX初心者のための基礎知識入門目次

第1章 FXをはじめるには
第2章 FXの基礎知識を身に付ける
第3章 FXをはじめよう
第4章 チャートの見方
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