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今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

状況次第で米国でもマイナス金利導入か。
ドル/円レンジは106~108円。逆張り継続!

2020年05月14日(木)16:42公開 (2020年05月14日(木)16:42更新)
今井雅人

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■経済状況次第では、米国もマイナス金利導入へ

 さて、今、トランプ大統領がFRBに対して、マイナス金利を導入することを、公然と求めています。

トランプ米大統領

FRBに対してマイナス金利を導入するよう求めてきたトランプ大統領。5月13日にはホワイトハウスで記者団に対し、自身は「マイナス金利の信奉者」などと述べ、改めてFRBに対する不満をにじませた (C) Chip Somodevilla/Getty Images News

 昨日(5月13日)、パウエルFRB議長は、今のところ考えていないという発言をしています。しかし、導入しないとは言っていません。

今後の経済状況では、導入に踏み切るだろうと、私は思っています。

【参考記事】
現実とマーケットの違いに猛烈な違和感。米マイナス金利導入なら米ドル大暴落も…(5月13日、志摩力男)
衝撃の米雇用統計でバイ・ザ・ファクト! 米マイナス金利は年内!? ドル/円は戻り売り(5月11日、西原宏一&大橋ひろこ)

■マイナス金利導入でも米ドル安は一時的

 そのとき、どうなるかということですが、導入が発表されたときは、一時的に米ドル安になると思います。おそらく、1~2%程度のドル安はあるのでしょう。

しかし、影響はそこまで。ジリジリと元に戻っていくと思います。

米ドルVS世界の通貨 日足
米ドルVS世界の通貨 日足チャート

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足

 金融緩和を拡大するのは何も米国だけではなく、米国がやれば他の国が追随するので、結局、通貨間の力関係ではニュートラルになっていくでしょう。ですから、影響は一時的になると考えています。

■レンジは続く。米ドル/円は106~108円程度か

 その上での相場展開ですが、私は先週(5月4日~)の段階では、レンジ相場は続くものの、若干の円安は進むかもしれないと考えていました。

 しかし、レンジ相場であることはそのとおりでしたが、円安傾向は、ほんの一瞬で腰折れしてしまっています。

世界の通貨VS円 4時間足
世界の通貨VS円 4時間足チャート

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足

 まだまだリスクオンになって全体的な市況が回復していくには、時間がかかるということでしょう。

 そうであれば、まだまだレンジ相場は続くと考えておくしかありません。

米ドル/円で言えば、ここから1週間は106~108円程度のレンジ。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:Trading View

その他の通貨ペアも、現状のレベルからプラスマイナス1%程度の動きという想定で、上がったら売り、下がったら買いという、逆張り戦法を継続するという方針でトレードを続けていこうと思います。

【参考記事】
新型コロナは第2ステージ入り。ドル/円の105円台は買いだが、もぐらたたき戦法で!(5月8日、今井雅人)
足元の相場動向を総点検! 為替は逆張りが有効。米ドル/円は107~109円レンジを想定(4月23日、今井雅人)
為替相場は当面、レンジが続きそう…。米ドル/円は106.80~109.30円程度を想定(4月16日、今井雅人)


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