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バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

米ドル/円は150円トライの場面もまだありそうだが、短期では
調整する可能性。米ドルが強い相場は崩れていないものの、
しっかりとした米ドル高トレンドは期待しにくくなっている

2022年10月18日(火)11:41公開 (2022年10月18日(火)11:41更新)
バカラ村

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大きな米ドル高トレンドは、まだ反転したとは言い切れない状態。イエレン米財務長官やバイデン米大統領の発言もあり、米ドル高が継続

 為替市場では日本の介入警戒感もある中で、米ドル/円の上昇が継続しています。

 一部のドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペア)では米ドル高が止まっていますが、大きな流れの米ドル高トレンドは、まだ反転したとは言い切れない状態です。

米ドルVS世界の通貨 日足
米ドルVS世界の通貨 日足チャート

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足

 FRB(米連邦準備制度理事会)の大幅利上げが連続しており、さらに米ドルの上昇も激しいため、新興国市場の米ドル建て債務が圧迫されており、今後にデフォルトリスクも出てくる可能性があり、各国から米ドル高の修正を望む声も出てきています。

 ただ、イエレン米財務長官は「市場で決定されるレートが最良」とし、米国のインフレ対応が先決だという考えを示しています。

バイデン米大統領も「米ドルの強さを懸念せず」と発言し、米ドル高を容認しているとも受け取れることから、米ドル高が継続しています。

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米CPIはまだ高止まりしているものの、インフレのピークはつけた可能性があり、しっかりとした米ドル高トレンドは期待しにくくなったかも

 インフレが市場の注目材料になっているため、10月13日(木)の米CPI(消費者物価指数)が注目されていましたが、コア指数では40年ぶりの高さとなりました。

 米CPI自体も前年比で8.2%とまだ高止まりしています。

 直近の米CPIの推移を見ると、6月は9.1%、7月は8.5%、8月は8.3%、そして今回が8.2%と、徐々に下がってきていますが、大幅利上げが継続していても、下がり方は緩やかです。

 10月14日(金)に発表されたミシガン大学の期待インフレ率も、1年インフレ期待が5.1%、5~10年インフレ期待が2.9%と、こちらも高く、まだ大幅利上げを継続していく必要があるような数字です。

 米CPIはまだ高止まりしていることもあり、大きな米ドル高トレンドは継続しているとは思うものの、インフレのピークはつけた可能性があるため、これまでのようなしっかりとした米ドル高トレンドは期待しにくくなったように思います。

 ECB(欧州中央銀行)も通貨ユーロが下がることで輸入インフレになるため、通貨安を防ぐために大幅利上げを行い、英国もインフレが高いためBOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])も来月(11月)には大幅利上げを行う予定です。

 そのため、米ドル独歩高というこれまでの流れにはなりにくくなっているように思います。

米ドル/円は短期では調整する可能性。トレンドに従うのであれば、調整したところで買うのがよさそう

 米ドル/円は介入警戒感もある中で上昇が継続してきており、米ドル高の行き過ぎによる修正は、上記のイエレン米財務長官の発言からも期待できず、日銀はまだ緩和策を継続し、介入があったとしてもすぐに買われていることから、下がれば買いでいいように考えています。

 ただ、148円台後半から上は、突っ込んで買うにはリスクが高い水準だと思います。

 チャートからは、今年(2022年)3月から続いている上昇チャネルの上限が148.80円付近に位置しています。

 チャートからは、短期的には調整する可能性もあるように思います。

 まだ150円をトライする場面も出てくると思いますが、短期では調整する可能性があり、トレンドに従うのであれば、その調整したところで買うのがいいように思います。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

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ユーロ/米ドルは0.9600~1.0000ドルのレンジと考えて、戻り売りでのトレードがいいのでは

 ユーロ/米ドルは、来週(10月24日~)のECB理事会でも大幅利上げ期待があることから底堅さもあり、10月13日(木)の米CPIでも0.9630ドル付近までしか下がらなかったことから、下はしっかりしているようです。

 ただ、日足ではまだ下降トレンドが崩れていないため、目先は0.9600~1.0000ドルのレンジと考えて、戻り売りでのトレードがいいのではないかと思います。

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

 ここまでは米ドルの強い相場が続いていましたが、まだそれは崩れていないものの、やや米ドル高のトレンドにも勢いがなくなってきたように思います。

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