米ドル/円は160円超えも、三村財務官の「断固たる措置」発言やイラン戦争終結期待で158.28円まで反落
みなさん、こんにちは。
今週月曜(3月30日)の米ドル/円は、長期にわたってレジスタンスであった160.00円が決壊。いよいよ162.00円がノックアウトされる懸念が高まる中、いきなり反落しました。
要因は、三村財務官が「(円安の)この状況が続けばそろそろ断固たる措置」とコメントしたこと。
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三村財務官が2024年の就任以来、初めて「断固たる措置」という強いワードを使って市場を牽制したとの報道が目立ちます。
加えて、本日(4月2日)日本時間10時にトランプ米大統領がイランに関する演説をするということで、戦争終結への期待が高まり、米ドル/円は一時158.28円まで反落。ユーロ/米ドルも一時1.1627ドルまで反発しました。

(出所:TradingView(トレーディングビュー))
ただ、肝心の原油が大きく下がらず。そのため「トランプ米大統領の演説は期待はずれに終わるのではないか」という懸念が高まる中、演説が始まりました。
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米ドル/円は156~162円で押し目買い継続。160円超えは介入警戒だが、原油価格がイラン戦争前に戻らない限り、下値は限定的
注目のトランプ大統領の演説ですが、マーケットの期待とは裏腹に、「今後2〜3週間でイランに極めて厳しい打撃を与える」「合意が成立しなければイランの発電所を攻撃する」といったコメントが飛び出しています。
こうしたコメントを受け、本稿執筆時点の日経平均は1000円安。米ドル/円は159円台に反発、ユーロ/米ドルも再び1.1500ドル割れをうかがう展開。
米ドル/円が160円台に乗せてくれば再び介入懸念が高まりますが、中東原油依存度が約94%の日本にとって、ホルムズ海峡に平和が戻り、原油価格が下がらない限り、円高には戻りません。
円高に戻すには日銀の利上げという手段が残されています。OIS(Overnight Index Swap、翌日物金利スワップ)市場は、4月の日銀利上げを71%程度まで織り込んでいます。
ただ、1回程度の利上げでは原油高の影響を払拭できず、結果として円安の流れは止まりません。
160円を超えてくると日銀の介入を警戒してリスクを落とす必要がありますが、原油価格がイラン戦争前のレベルに戻らない限り、米ドル/円の下落幅は限定的となりそう。156~162円のレンジで押し目買いを継続したいところです。

(出所:TradingView)
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