昨日は注目のFOMCであった。すでに前日のリスクテークの流れで欧州時間から株高の傾向が続いていて、それは米国市場にシフトしても変わらず。ギリシャ問題で一区切りついたという安心感もあったものか、ニューヨークオープンも楽観的なものとなった。ドル円は相変わらず80円台の前半で安値張り付きなのだが、80円ちょうどをなかなか割り込まない。そしてユーロドルは1.44台まで戻しきって、しかるにユーロ円も高いまま。
そもそも昨日はポンドの下落が目立った。ポンドドルが1.60台まで押し込まれたのは、夕方に出たBOEの議事録によるものだった。まだまだ金融緩和の余地ありとする委員がいたということだ。ユーロポンドは上昇し、0.89台まで駆け上がって、そのまま。ユーロポンドの上昇に支えられてのユーロ買いも相当に出たのだろうと思う。
昨日は久しぶりにFOMCの結果発表をリアルタイムで見ることになった。昼間は新しいパソコンと格闘していてちょっと疲れてしまったので、かなり早々に就寝していたので、自分の体制はバッチリである。ニューヨーク市場で長らく様子見のまま待たされた後の、発表である。かといってサプライズは誰も期待していない。
もし何かあるとしたらバーナンキ議長の記者会見でのことだろう。バーナンキが米国景気のスローダウンを指摘した直後の会見でもあるし、たいへん関心が集まった。すでに声明文のなかで経済成長の見通しを下方修正されており、QE3についてはまったく言及がなかったことで、次なるアクションは何になるのかが問題になる。
しかしバーナンキは、雇用環境の改善が困難であることを認め、その明確な理由が判らないとした。当面の金利は動かさないものの、出口戦略を含めた明確なビジョンが示されなかったことで、マーケット全体はそれを失望と捉え、リスク回避に向かうこととなった。
今週の前半までに起こっていたことの逆転現象が起きて、米国株は反転・下落。クロス円も下がって来た。とくにこれまで買い進まれてきたユーロドルの売り圧力が増してきて、徐々に値を切り下げてきた。私はユーロドルとドル円の双方ともショートで持っているので、実質的にはユーロ円のショートみたいなものだ。
ニューヨークの為替相場は次第にドル高に動いていくのが鮮明となってきて、私のようなドルに対してニュートラルなポジションを持っているものにとっては、実につまらない展開となった。まあ、ドルの材料なのだから、ドルストレートが中心になって動くというのも当たり前ではあるのだが…。
大きなイベントが終わった直後なので、今晩はちょっとダラけた相場展開になるのかもしれない。住宅関連の指標も出るが、悪いのは想定の範囲内なので、いまさらマーケットは驚かないだろう。むしろ気になるのは、4日続騰のあとで昨日は下げた米国株の動向である。
セオリーどおりであれば今日も下がるはずなのだが、株安となったらクロス円にも下げ方向に加速するかもしれない。欧州時間に入って下落してきたユーロドルのショートポジションは利食って外している。リスク回避型のクロス円相場に変わってくるかどうかが注目である。
日本時間 18時20分
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