■相場は梅雨のようなジメジメした展開…
みなさん、こんにちは。暑い夏が続きますが、いかがお過ごしでしょうか? 天候は暑い一方で、相場の方は梅雨のようなジメジメした展開が続いています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)
日銀による大胆な金融緩和を背景とした盛り上がりの熱が冷め、何か新しい材料を探している状況が相場つきによく現れているということではないでしょうか。
■9月にも米量的緩和縮小開始か? 遅くとも年内?
ところでFRB(米連邦準備制度理事会)は昨日8月21日(水)に、7月末に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録を発表しました。
それをみると、メンバー全員がこれから予想どおりの景気の回復をした場合、早期に量的緩和を縮小することに賛成しているという現状が確認されました。
そうなると、9月17日(火)~18日(水)に行われるFOMCで量的緩和縮小が開始される確率はかなりあるとみておくべきでしょう。たとえ9月に縮小が見送られるとしても、年内に縮小を開始するというようなニュアンスの文言は出てくるのではないでしょうか。
■大きな材料を見つけにくい時はレンジトレード
それ以外に、今のところ大きな材料を見つけにくくなってきますので、相場は膠着状況に入ってくる可能性が高いと考えて、レンジトレードをする時期なのだと思います。
先週までの見方をそのまま変えないで、米ドル/円は96円台から95円台後半を買いのゾーンとし、98円台から99円台は利食い売りゾーンとして基本戦略を考えておいた方が良いのではないでしょうか。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
ただ、もう少し短期で考えるとするならば、現状の97円台から98円台の中でレンジトレードをするのも良いのかもしれません。
【参考記事】
●市場は法人税引き下げを期待しすぎ。レンジ想定の米ドル/円は細かくトレードを(8月16日、今井雅人)
●「三羽烏」出現で急落した米ドル/円!95~96円台を底値圏とみるのはなぜ?(8月8日、今井雅人)
ユーロ/米ドルも1.3400ドル近辺であれば、一度ショート(売り)で攻めてみたいという気持ちは変わっていません。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
ただ相場つきを見る限り、反落もそれほど大きなものは、現状は期待はできないかもしれませんが。
1つ問題なのは、仮に米量的緩和縮小が始まったらどうなるかと…
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ザイFX!でもおなじみの今井雅人さんからのレポートを受けて、ザイFX!が 配信する「ザイFX! FXプレミアム配信 With今井雅人(月額:5,500円(税込))」。
その日のニュースをコンパクトに解説し、今後の為替の値動きについての予測とともに、今井氏のポジションについても可能な限り配信する、実践型の有料メルマガです。
「ザイFX! FXプレミアム配信 With今井雅人」には10日間の無料体験期間がありますので、ぜひ一度体験していただき、みなさんのトレードの参考にしてみてください。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)