■下落したら買い、上昇したら売りの逆張り姿勢で
以前にも申し上げましたが、こうしたときは焦らず、相場が若干一方向に伸びたときに、逆張りをするという姿勢で臨むほうがうまくいく可能性が高いでしょう。
つまり、下落したところを買う、あるいは上昇したところを売るという手法です。
【参考記事】
●五輪開催、東京は厳しいとの最新情報も。それでもドル/円はいずれ上昇のイメージ(9月5日、今井雅人)
ポジション動向を見ると、豪ドルの投機的ポジションが依然としてショート(売り)となっているため、豪ドルの押し目買い推奨をそのまま維持しておきたいと思います。
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
■中国景気の先行きは依然不透明
最後に中国の話です。中国の景気の先行きは、世界中の投資家から注目されています。
成長率は7%半ば程度と公式には言われていますが、実態は5%を下回っているのではないかと指摘する専門家もいます。IMF(国際通貨基金)も今後の世界の懸念材料として、中国のさらなる景気失速を指摘しています。
中国政府のシンクタンクである社会科学院は、中国経済における「影の銀行(シャドーバンキング)」の規模は、日本円で328兆円にも達している可能性があることを明らかにしました。
中国の先行きについては、依然として不透明な部分が多いです。このコラムで今後、その実態について、迫っていくことにしたいと思っています。
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