■日銀会合では何も起きないと思うが…
また、3月15日(火)には日銀の金融政策決定会合が実施されます。
2016年1月にマイナス金利を導入した後の最初の決定会合であるので、私はさすがに何も変更はないと思っていますが、市場関係者の中には、量的緩和などの追加緩和をするのではないかという観測も出てきています。
【参考記事】
●日銀マイナス金利導入の影響は終わり! 少しレンジディールに徹する時期にきた(2月4日、今井雅人)
FOMC(米連邦公開市場委員会)は、2015年12月から引き締めバイアスに転換しましたが、ECBや日銀の緩和姿勢を見極めたいというムードが一気に高まっています。
しかし、米雇用統計などの結果はしっかりしており、板ばさみになっているようです。
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移)
■基本的にはレンジトレードに徹して!
このように各国の金融政策のスタンスもバラバラになってきているので、余計に頭を整理しにくくなっています。
3月期末を控えているほか、実需のフローも一巡してきている中、投資家も当面、大きくは取引できない状況に入ってしまっているようです。
ECB、日銀の動きに注意しつつ、基本的には先週(2月29日~)に続き、今週(3月7日~)もレンジ相場だという認識でレンジトレードに徹することをお勧めしておきたいと思います。
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