■BrexitでFRBの利上げ期待後退! 7月利下げも急浮上
BBCの「Brexit」宣言を受け、米国の利上げ予測は大きく後退。
「Brexitショック」で「米国株」が急落するのであれば、米国は「利上げ」ではなく、7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で「利下げ」に動くのでは…との思惑も急速に浮上しています。
(出所:CQG)
「Brexit」によるリスクオフ相場により、「株安・円高」へ。
株安抑制により、「米国の利上げ期待の後退」が高まれば、米国債利回りの低下で、「米ドル安・円高」になりそうです。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
■米ドル/円は100.60円を終値で割り込むと、次は95円へ
この動きを止めるには、まず日銀の介入。もしくは、株のクラッシュを回避するための各国の協調介入が必要です。
ただ、サプライズの「Brexit」を受け、マーケットでは米ドル/円のヘッジが遅れています。介入が入って、米ドル/円が戻す局面では、米ドル売りに動く輸出企業が多いと想定され、米ドル/円の上値はますます限定的に。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
サプライズの「Brexit」により、「Flight to Safety(安全資産への逃避)」で円とスイスフランの需要が急増し、米ドル/円の流れは引き続き円高に。
避難通貨としての円高相場継続で、仮に米ドル/円が100.60円を終値ベースで割り込んでくると、次は95円へ。
(出所:CQG)
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