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■米ドル/円は、一目均衡表の雲に頭を抑えられる状況に…

 さて、為替相場ですが、米ドル/円は、米10年債利回りが、一時1.7498％と、これまでの戻りメドとされていた６月23日（木）の上限である1.7476％を上抜ける急上昇となったことから103.358円まで買い上げられました。

米長期金利 日足

（出所：ＣＱＧ）

米ドル/円 １時間足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：米ドル/円 １時間足）

 しかし、結局は、2016年に一度も上抜けていない一目均衡表の雲を前にして頭を押えられるといった状況に再び陥っています。

米ドル/円 日足

（出所：ヒロセ通商）

■米ドル/円は、戻りをしっかり売っていくのが得策

 私は前回のコラムでも述べたように、日銀が外債購入にまで踏込んだ場合は、サプライズとともに、ある程度、米ドル/円が買われると思っていますが、これまで報じられたような追加緩和に終わった場合には、再び下値を試す動きになると考えています。

【参考記事】
●日銀追加緩和があっても効果は短期的！ 若干ドル高・円安になったら絶好の売り場（９月８日、今井雅人）

 米国の９月利上げの可能性も、ほぼなくなったなかでは、米ドル/円は上がりようがありません。

 戻りをしっかりと売っていくのが得策ではないでしょうか。

米ドル/円 日足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：米ドル/円 日足）

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