■お盆休み明けの実需が米ドル/円をサポート!?
ただ、米ドル/円は21日(火)の早朝に、一時109.78円と、110.00円割れを試したものの、その後は買い戻されました。
22日(水)の早朝には、再び下値を試しましたが、結局、110.03円までの下落にとどまりました。本日、週末の24日(金)には、111.46円まで、急速に買い戻しの動きとなっています(※)。
(※編集部注:本記事の寄稿後、8月24日(金)の東京時間に米ドル/円は一時、111.49円付近まで上昇した)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
市場からは、「200日移動平均線を意識した本邦機関投資家などの実需勢の買いが、お盆休み以降、断続的に入ってきている」との声も聞かれています。
(出所:Bloomberg)
■米ドル買い方針継続。下がれば拾うスタンスで
昨日、8月23日(木)まで、米中で事務次官級の通商協議が、2日間に渡って行われましたが、結局のところ、結論などは出ていません。
米中が2000億ドル相当の追加関税問題も抱えるなか、日米のFFR(貿易協議)も、来月(9月)の日米首脳会談まで持ち越しの状況です。
なかなか、はっきりとした道筋が見えてこないのですが、やはり、前回のコラムでもお伝えしているように、総合的に考えると、米ドル高の相場が続きそうです。
【参考記事】
●トルコの危機脱出は付け焼き刃では無理!? 欧州通貨に対してドル高を予想する理由は?(8月16日、今井雅人)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)
基本的には、米ドルが下がったところを、きちんと拾うスタンスで臨みたいと思っています。
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