■日米株は、なお堅調な値動き
やや頭が重くなっている印象があるものの、日米株はなお堅調な値動きを示し、S&P500やナスダック、日経平均は昨日(5月21日)、一時、3月安値を起点とした切り返しの高値を更新した。
(出所:TradingView)
(出所:TradingView)
筆者が一貫して指摘していたように、コロナショックは100年に一度の「危」でありながら、100年に一度の「機」でもあるから、株価のV字回復自体、むしろ想定しやすかったと思う。
株式市場の反騰につられ、大きく売られた主要外貨のうち、豪ドルや英ポンドの切り返しも鮮明、豪ドル/円や英ポンド/円の反騰もその一環と見なされることは、以前から当コラムで述べているとおりだ。
【参考記事】
●日米株は早ければ2020年内に高値更新!一本調子に回復? それとも2番底をつける?(2020年5月1日、陳満咲杜)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 日足)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/円 日足)
前回のコラムで述べたように、米ドル高の受け皿が、本来対極的な存在であるはずのユーロに集中しなかった分、ユーロ/米ドルの下落幅は限定され、また、ユーロ/円の値動きもその他の主要クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)と大きく異なった。
【参考記事】
●米マイナス金利導入の可能性は低いが、仮にマイナス金利導入でも米ドルは買われる!(2020年5月15日、陳満咲杜)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)
しかし、クロス円と言えばユーロ/円…
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)