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メディアが騒ぎ始めたら、なぜ相場は終わる?
戦後最悪の景気と株高の併存は気味が悪い

2020年09月19日(土)08:10公開 [2020年09月19日(土)08:10更新]

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「フォロワー爆増、有名トレーダーも注目! 日経の記者・後藤達也氏のツイッターとは?」からつづく

メディアが騒ぎ始めたら、相場はいったん終わり。

 そんなふうにトレーダーたちは言うことがある。ザイFX!もFXという特定分野の専門サイトではあるものの、一応、メディアの片隅にいる立場なので、これはちょっと気になる言葉だ。

 この観点から、日本経済新聞・ニューヨーク駐在の後藤達也記者(@goto_nikkei)がとても印象深いツイートをしていたので、次に紹介してみたい。

■メディアが騒ぎ始めたら、相場が終わる現象はなぜ起きる?

 発端は専業投資家・山田さんのこんなツイートだ。

 6月上旬、「日本株に持たざるリスクがある」といった内容の新聞記事が出たことがあった。これに対し、山田さんが6月25日(木)に「もたざるリスクって新聞に出るとだいたい天井来るね」とツイートしたのだった。

 日経平均はコロナショックで大暴落、3月中旬に1万6358円の安値をつけた。そこから最初は急激に、途中からジワジワと、最後はもうちょっと勢いをつけて反発していき、2万3185円といういったんの高値をつけたのが6月上旬のことだった。ちょうどそのころ、「日本株に持たざるリスクがある」という新聞記事が出ていたことを指して、専業投資家の山田さんは「メディアが騒いだところで天井が来た」といった意味のツイートをしたわけである。

日経平均 日足(2020年1月初め~6月末)
日経平均 日足(2020年1月初め~6月末)

(出所:TradingView

 この山田さんのつぶやきを受け、後藤記者は「一般論ですが…」と前置きしたうえで、こんなツイートをしていた。筆者がとても印象に残ったツイートだ。

 後藤記者は、相場反転初期は説得力のある材料が揃いづらい一方、構図をきれいに整理して記事化できるときには、もうその材料はかなり消化されてしまっていることがよくあると書いている。

 以下、自分も一応メディアの片隅にいることは脇に置いて書いてみる。

 四六時中、チャートを監視してトレードしているわけでもないメディアの人たちが、入ってくる情報から記事を作成していくと、情報の盛り上がり方は相場の盛り上がり方に自然と一致してくるため、往々にして相場の天井付近で記事を書こうと思い立ち、そこで「まだまだ上がる」的な記事が公開される──そんなふうな筋書きを筆者は何となく考えていた。

 しかし、後藤記者はそのような現象に決して無自覚なわけではなく、「相場記者が抱えるジレンマ」を十分に意識しつつ、いつも記事を書いているというのである。

 「記者になって16~17年、いろいろな局面の相場記事を書いてきました。そして、局面を整理して記事を書いたら、やっぱりそのあと、相場が変わってしまったという経験が結構あるんです。

 それはそれで反省する面もあるんですが、材料が揃って構図ができあがると、そろそろ相場が反転するかもしれないから記事にしない、というのも良くないと思います。

 新聞の読者は個人投資家だけでなく、一般のサラリーマン、主婦、学生といった人たちもいます。そういう人たちに対して、次の相場がどうなりそうかということだけでなく、マーケットでは今こういうことが起こっていると記事で伝える役割もあるので、そこはやっていかないといけないですよね。

どのタイミングで、どうやって伝えていくかということは本当に相場記者としての悩みどころ。たぶん、投資家の方が『いつ売ろうか』と悩むのと重なるところもあるんじゃないでしょうか」

 後藤記者は、相場の反転初期に「単に売られすぎだから上がった」だけでは記事が書きづらいという。では、どこまで材料が揃ったら書くかということについては、以上見てきたように、いつも悩んでいるということなのだ。

 新聞の相場記事は、そんな悩みがあった末にできあがってきたものなのかも…ということを頭の片隅に置きながら、読んでみるのもいいのかもしれない。

■後藤記者にはどんな投資経験があるのか?

 これはまったくの架空の話だが…。

 出来高が少なく、板がスカスカの小型株があったとする。その銘柄がいいと思って、ある新聞記者がたくさん買っていたとしよう。別に自分で煽ろうと思ったわけでなくても、上司から書くように言われたとか、何らかの理由によって「この銘柄はいいでっせ~」みたいな記事を書かなくてはいけなくなったとしよう。記事を公開したら、小型株は爆上げ。そこで、この記者はその小型株を売り抜けた。「吹き値売り」はトレードの基本だから…。

 以上のようなことは違法行為になるのだろうか。ここでは詳しい法律議論には踏み込まないが、違法・合法といった議論の前に、このようなことが明らかになったら、世間で問題視されることは間違いないだろう。だから、新聞社では小型株に限らず、投資に関して厳しい社内ルールがあると伝え聞く。

 とはいえ、実際に自分でポジションを持ってみて、相場なんて自分の思ったとおりになかなか動かないものだといった経験を少しでもしたことがないと、投資家心理を反映した、真の意味で気持ちのこもった相場記事は書けないのではないだろうか──そんなふうにも筆者は思うのだ。

 では、後藤記者にはどんな投資経験があるのだろう? あるいはまったくないのだろうか?

後藤記者のツイッターのプロフィール欄にもちょっと書いてあるが、後藤記者は、学生だった2000年から2003年にかけて、日本株を取引していたという。

 2000年といえば、ITバブルの絶頂期。そして、2003年は平成バブル崩壊後、リーマンショックが起こるまでの日経平均最安値を記録した年だ。2000年4月に2万833円の高値をつけた日経平均はそこから崩落を開始し、2003年4月には7603円の安値をつけるまで売り込まれたのである。

日経平均 月足(1998年~2004年)
日経平均 月足(1998年~2004年)

(出所:TradingView

 後藤記者はそんな期間に日本株を取引していたというのだから、かなり苦労したのではないだろうか?

 「高らかに語るほど儲けた実績はないんですが、損したわけでもないんです。日本には不良債権問題があったり、世界的にも景気が悪かったり、何となくトレンドとして株価は下がっていくんじゃないかというビューを持っていたんですね。だから、株を買うだけじゃなくて、空売りも組み合わせて取引していたんです」

 学生時代にやっていた株取引で空売りも組み合わせて取引した結果、あのような下げ相場で損しなかったということだけでも大したものだと感じる。

 「学生時代に株をやっていたのは、儲かった金額は大したことがなくても、貴重な経験となりました。

 たとえば、自分が有望だと思って買った銘柄が下がってしまったときに損切りできない気持ちなんて、実際に取引してみないとわかりません。そういうことをわかっているのと、わかっていないのとでは、たぶん、取材で投資家の人と話すときにも気持ちが違ってくると思うんですね。

 記事を書くときに、そのへんのにじみ方に違うところが出てくるかもしれないと思っています」

 このように、学生時代に株取引していたことが、記事を書くうえでいい経験になっているという後藤記者だが、新聞記者になってからは一切投資をしていないという。

 「2004年に入社してから株や為替など、投資的なことは一切やっていません。今はアメリカに住んでいるので、もちろん、米ドルの現金は持っていますが…」

 日本経済新聞社では投資に関して社内ルールで規制しているという。そのルールを守るのは当然のことだが、そもそも記者が投資をすることには「筆が歪む」問題があると後藤記者は話す。

 「もしもポジションを持ってしまうと、筆が歪んでしまうと思うんです。

 たとえば、仮に私がテスラ株を持っていたとします。そうすると、冷静な目でテスラ株を見られなくなり、客観的な記事を書けなくなってしまう可能性がある。学生時代に株取引をやっていたのは自分にとって大きな資産になっていると思いますが、記者になった今はやらない方がいいと思っています。

マーケットを追いかける相場記者ということに、私はすごくやりがいを感じているので、投資はやらなくていいと思っているんです」

テスラ株 日足
テスラ株 日足

(出所:TradingView

■戦後最悪の景気と歴史的株高の併存は気味が悪い

 相場記者としての仕事にすごくやりがいを感じているという後藤記者だが、「無責任にここが天井だとか、ここが底だとか言わないようにしている」という。前回の記事で紹介した、後藤記者のツイートに関するポリシーの1つには「主張は控えめに」ということもあった。

【前回の記事】
フォロワー爆増、有名トレーダーも注目! 日経の記者・後藤達也氏のツイッターとは?

 そんな後藤記者だが、7月22日(水)には「戦後最悪の景気と歴史的株高の併存はやはり気味が悪い」とツイートしていた。これが筆者の目を引いたのだった。

 しかも、目をこらして、そのツイートをよくよく見てみると、それはなんと、あのイケハヤ(イケダハヤト)さんのツイートを受けて、ツイートされたものだったのだ。

 7月下旬、金も銀も原油も株も上がっているといった状況になったことがあったが、このとき、後藤記者はマネーストック(M2)(※)の前年同月比をグラフ化して「日米欧でマネーが膨張している」とツイートしたのだった。

(※「マネーストック」についてはこのあと説明するが、「M2」とはいくつかある「マネーストック」の指標のうちの1つ)

 そして、「お金じゃぶじゃぶ。コロナバブルですねぇ。さすがにどっかで弾けるんじゃないかね……。」と言いながら、後藤記者のツイートを引用ツイートしていたのがイケハヤさんだったのである。さらに、そのイケハヤツイートを受けて、「戦後最悪の景気と歴史的株高の併存はやはり気味が悪い」と後藤記者はツイートしていたのだ。

 イケハヤさんはネット上の有名人であり、イケハヤさんとは何者かという説明は意外と複雑な感じもするので、ここでは説明を略させてもらうが、かつて筆者はビットコイン相場について、イケハヤさんにしばし相手をしてもらったことがあった。

 筆者が「急上昇していたビットコインが大暴落! イケダハヤト氏が買ったところがド天井!?」という記事を書いたら、数ヵ月経ってから、「イケハヤを『靴磨きの少年』呼ばわりした『ザイFX!』の井口稔編集長、息してる~?」(※)という記事をイケハヤさんが書き、それに対して、「熱狂のビットコイン相場。イケダハヤト氏は再び『靴磨きの少年』となるのか?」という記事を筆者が再び書いたということがあったのだ。

(※どうもこの記事は現在、削除されているようだ)

 イケハヤネタでちょっと横道に逸れてしまったが…

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