■米大統領選まで、残すところあと数日!
いよいよ、米大統領選の一般投票(11月3日)まで、残すところ数日となりました。
【参考記事】
●米大統領選とは? 制度のしくみや特徴、米ドルなどの為替相場や株価への影響を解説
前回のコラムでもお話しをしましたが、各社が行っている世論調査では、バイデン候補の優勢が伝えられていますが、実際は予断を許しません。
【参考記事】
●市場がバイデン勝利を織り込まないワケは? 米ドル/円は104~106円のレンジトレードで(10月22日、今井雅人)
(出所:RealClearPolitics)
10月22日(木)の最後のディベート(テレビ討論会)で、決定打を打てなかったトランプ大統領は、かなり不利ではないかと個人的には思いますが、最近の米大統領選は、世論調査の結果のようにならないことが多いので、そこが心配です。
【参考記事】
●【特集】米大統領選の最新動向を総まとめ! 日本の投資家はトランプ氏の勝利を予想!?
●米大統領選挙は予想外のトランプ氏勝利! リスクオフで米ドル/円急落も意外な動き…
●ザイFX!で2016年を振り返ろう!(2) トランプ氏当選でまさかのリスクオン到来!
■訴訟の可能性!? 11月3日に大統領は決まらないかも…
また、今回は新型コロナウイルスの影響で、郵便投票がかなり多くなっています。州によっては、一般投票日の11月3日(火)までに投函していれば、その後に到着した分も有効とみなすところもあります。
これに対して、どちらかから、無効だと訴訟が起きる可能性も、かなり高くなっています。
【参考記事】
●米大統領選、郵便投票の影響で大混乱に!? 討論会はバイデン氏がうまく立ち回ったか(9月30日、志摩力男)
そうなると、果たして11月3日(火)に大統領が決まるのかさえも、怪しくなってきます。現段階では、状況はまったくわかりません。
来週の当コラムの公開段階では、結果も出ているかもしれませんので、その時点で再度、今後の相場について考えてみたいと思います。
■株価急落で直近は円高傾向に
さて、直近の相場ですが、ヨーロッパや米国で、再び、新型コロナウイルスの感染が拡大していることを嫌気して、株価が急落しました。
(出所:TradingView)
それを受けて、外国為替市場では、リスクオフの動きからユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円などのクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)が売られ、全体的に円高傾向になりました。
(出所:TradingView)
(出所:TradingView)
(出所:TradingView)
しかし、それぞれの値動きをよくよく見てみると…
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