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金価格が高値更新!テクニカル的には2540ドル前後まで上昇もあるか
金価格が高値を更新しています。これまで2080ドル前後がレジスタンスになっていたのですが、そこを上抜けしています。
2080ドルと1620ドルのレンジを上抜けしたということは、テクニカル的には、レンジ幅460ドルなので、2080+460=2540ドル前後ぐらいまで上昇しそうに見えます。
(出所:TradingView)
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米金利低下見通しが金をサポートしている
なぜ今、金価格が上昇しているのでしょうか?
通常、金は米金利が低下するときに上昇します。金は金利を産まないので、高金利環境は金には不利です。米金利が低下するという見通しが金をサポートしているのでしょう。
(出所:TradingView)
また、よく金は「インフレヘッジ」とも言われます。インフレは今後落ち着くと見られていますが、金が堅調ということは、マーケットはインフレが鎮静化しないと見ているということかもしれません。
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地政学リスクの高まりによる究極のヘッジとして金が選ばれているのか
そして、地政学的リスクが高まっていることも金をサポートする要因です。
ウクライナにおける戦争は混迷化し、明らかにロシアが優位に進めています。また、ガザにおけるイスラエルとハマスの衝突にも終わりが見えません。究極のヘッジとして金は選択されているのかもしれません。
以前、欧米側がロシアの外貨準備を凍結したことで、米ドルの基軸通貨システムを自ら棄損しているのではないかと書きました。
【※関連記事はこちら!】
⇒米国は金融制裁の多用で米ドルの覇権を自ら毀損。金価格は資産シフトで堅調な推移が続くが、原油の高値は続かない可能性が高い(2022年3月9日、志摩力男)
「ドルの武器化(Weaponization)」をあまりにもやりすぎ、米国は自らの足を撃ってしまったのではないかと思います。
地政学的リスクですが、トランプ大統領が現実化し、世論調査では多くのスイング・ステートにおいてトランプ元大統領がバイデン大統領をリードしています。
トランプ元大統領はもし自分が就任すれば、即座にウクライナ戦争をストップさせると言っています。
しかし、いかに停戦が必要と言っても、米国が支援したウクライナがロシアに負けるというのは、米国が敗北したと多くの人はみなすでしょう。
その時は、米ドルはさらに激しく売られることになります。
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