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「円安が進んだ」といわれ、FX(外国為替証拠金取引)で、すごく儲かったなんてニュースをよく聞くようになった。Part1で、実際にそういう人の話を聞いた。じゃあ、FXを始めるにはどうすればいいのか? どんな会社を選べばいいのか? 基本の「き」から学んでいこう。

FXは通貨の値動きに投資する取引!
テコの原理(レバレッジ)で数万円から始められる

 FX(外国為替証拠金取引)は、いろんな国の通貨の動きに、投資できる取引のこと。TVニュースで、「米ドル/円が96円32銭から38銭で取り引きされています」なんてことをよく聞くよね。画面を見ていると刻々と数字が変わっていく。今の値段から、上がるのか、下がるのかを予測して賭けるのがFXなんだ。要は、上がるか、下がるかだから難しくないでしょ。

レバレッジって何?

 さらに、FXでは手持ちの資金が少なくても、大きな金額で取引ができる。たとえば、10万円しか資金がなくても、その最大25倍、250万円を使った運用ができてしまう。これは、「レバレッジ」(=英語で「てこ」の意味)という、小さな金額を元手にして大きな外貨の取引ができるしくみがあるから。

 「証拠金(保証金)取引」ともいって、FX会社に預けたお金は、直接何かを買う資金ではなく、保証金という担保。10万円を担保に250万円を借りて売買しているイメージだ。

 証拠金の何倍の資金を動かすのか、という倍率を「レバレッジ○倍」と表現する。かつては、個人でもレバレッジ数100倍もの取引ができたけど、現在個人口座では25倍が上限だ。

「レバレッジ取引」だけに得も損もあっという間
カンタンだけど、奥が深いのだ

 レバレッジについてもう少し説明しよう。たとえば、10万円をFX会社の口座に入れたら、証拠金は10万円。これで10万円分の取引をしたら、証拠金の何倍の取引かを示すレバレッジは1倍。100万円分の取引をしたらレバレッジは10倍、200万円分の取引をしたらレバレッジは20倍となる。

1円上がっただけで…

 FXは会社にもよるけど、だいたい取引きできる最低単位は「1万通貨」。米ドルが1ドル=95円の時なら、95円×1万通貨で、95万円の運用になる。この時、レバレッジ25倍なら、最低限必要な証拠金は、95万円÷25で、3万8000円。95万円の取引を3万8000円で、できてしまうわけだ。

 1ドルが95円の時に、将来96円になると予想して、「1万通貨」買って、その通りに96円になった時点で、売ったとする。1円しか動いていないけど、1万通貨なら1万円。証拠金3万8000円で、1万円も儲かるのだ。

 もちろん、実際はこんなにスムーズにいかないし、予測が外れれば、レバレッジが大きい分、損するリスクも高い。

 最初にも言ったけど、FXは賭けた通貨が将来、上がるか下がるかを予測するトレードだ。シンプルだけど、将来を予測することって、容易じゃあない。勘だけでは到底ムリ。国際情勢や何やら、経済・金融知識もいるし、値がどう動いていくかを過去のパターンから読む技術も必要。カンタンだけど、奥がとっても深いのが、FXなのだ。

FXは2つの通貨の値動きによる差額を
買ったり、売ったりできる取引

 世界各国の通貨の価格は、時々刻々変化する。FXは2つの通貨の値動きによる差額を売ったり、買ったりするものだ。

FXの売りと買いとは?

「米ドル/円」というのは、1ドルを円に換えたら、何円という意味。左側の通貨を右側の通貨に換えた時の価格。80円から90円になったとすれば、ドルは円に対して価格が「高くなった(上がった)」ということ。けれど、逆に円からみたら、価格が「安くなった(下がった)」ということになる。「95円超えとか、どんどん高くなったいるのに、なんで『円安』なの?」という人も多いけど、「ドルに対して円の値段が安くなった」っていう意味なのだ。ややこしくて困るよね。

 さて、FXに話を戻す。
 今、米ドル/円が95円で、「これから96円に上がる」と予想すれば、「買い」で、上がった時に売ると差額分が儲かる。

 逆に、「これから下がる」と思えば、カンタンに「売り」という取引もできるのがFXのいいところ。ビギナーには、「売り」って理解しづらいかもしれないけど、難しく考えることはなくて、単純に「下がる」と思えば「売り」を選べばいいというだけ。たとえば、ある国の通貨が金融危機で下がると予測すれば、「売り」だ。

 上がるにしろ、下がるにしろ、2つの通貨に値動きがあればFXで儲けるチャンスがあるということ。2012年の年末から、急に「円安が進んだ」と言われているけど、10月に70円台後半だった米ドル/円が、13年3月に95円を超えてきた。「上がる」という方向に、わかりやすく動いたから、それを予測して儲けた人がたくさん出たということなのだ。

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