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FXのトレードスタイル「スキャルピング」とは
FXの「スキャルピング(scalping)」とは、ポジションを建ててから決済するまでの一連の取引が数秒から数十秒、長くても数分程度で完結する、超短期のトレードスタイル(取引手法)です。スキャルピング取引をするトレーダーは、「スキャルパー」と呼ばれることがあります。
スキャルピングはスカル(頭蓋骨)の皮を剥ぐ行為が語源(scalp)となっており、まさに薄い皮を剥ぎ取るように数pips(銭)から10pips程度の狭い値幅の利益を積み重ねていく取引です。
使用するチャートの時間軸は1分足や5分足、長くても15分足ぐらいまでの短いものがメインで、狙う値幅が狭く1回の取引に要する時間が短いため、売買回数は1日に十数回~数十回ほど、中には百回以上も取引するスキャルパーもいると言われています。
相場の短期的な値動きを狙った手法のため、ファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析を重視して売買のポイントを探るのが一般的です。具体的には、移動平均線やボリンジャーバンドなどをチャート上に表示させながら取引している人が多いようです。
株式にもスキャルピング(スカルピング)という投資用語がありますが、こちらは自らが先回りして買っていた銘柄を顧客に推奨し、顧客の買い注文によって価格が上昇したタイミングで、自らの保有ポジションを決済して利益を得るという、投資顧問法で禁止された不正行為を指します。
【FXの「スキャルピング」とは? ・数秒から数十秒、長くても数分程度で完結する、数pips(銭)から10pips程度の狭い値幅の利益を積み重ねていく超短期のトレードスタイル ・使用するチャートは1分足や5分足、長くても15分足ぐらいまでの短い時間軸がメイン ・移動平均線やボリンジャーバンドなどを使ったテクニカル分析で、売買のポイントを探るのが一般的 |
スキャルピングのメリット
スキャルピングはリスクの管理を適切に行うことができれば、1回の損失がもたらす資産全体へのダメージが、他のトレードスタイルに比べて少なくすむのも魅力です。また、「相場の急変に対応しやすい」「資金効率が良い」といったメリットがあります。
相場の急変に対応しやすい
スキャルピングは、為替レートの値動きを常に監視しながら取引するスタイルです。そのため、突発的な材料やニュースのヘッドラインで為替レートが急変した場合、それをすぐにトレードチャンスにすることができるだけでなく、為替レートが予想と反対に動いたときに即座に決済することで、損失を限定的にできる可能性が高いというメリットがあります。
資金効率が良い
スキャルピングで得た利益を次のトレードに振り分け、徐々にポジションの量を増やしながら収益を積み重ねていくことができるようになれば、他のトレードスタイルよりも速いスピードで資産を増やすことができる可能性が高いのも、スキャルピングのメリットです。
1回のトレードで許容できる損失の金額や値幅をあらかじめ決めておき、それを徹底することができれば、少しずつ積み重ねてきた利益を一気に失う「コツコツドカン」に陥る可能性も低いでしょう。
ただし、むやみにポジション量を増やしすぎて、口座全体の資産に対するレバレッジが必要以上に高くなってしまわないよう、リスク管理には注意を払う必要があります。
スキャルピングのデメリット
一方、スキャルピングには「瞬時の判断力や操作スキルが必要」「取引に適した通貨ペアが限られる」といった、初心者にはおすすめしづらいデメリットと言える要素もあります。
瞬時の判断力や操作スキルが必要
スキャルピングは1回の取引で狙う値幅が非常に狭いので、取引のたびに利益確定や損切りの判断を的確かつ瞬時に行う必要があります。利益や損切りを確定させる値幅を決めて臨んでも、ちょっとした判断の迷いや決済の遅れが利益の取りこぼしにつながったり、利益確定のつもりが損切りになってしまったりすることもありえます。
また、使用する取引ツールの操作方法を十分に把握しておくことはもちろん、売買のポイントと判断したときに、新規や決済の注文をスピーディーに出すことができるスキルも必要です。取引する通貨ペアのスペックが有利なことに加え、取引ツールの操作性や視認性に定評があり、「スピード注文」や「クイック注文」などと呼ばれる最低ワンクリック(ワンタップ)で注文が可能な機能が使えるFX口座で取引することも、不可欠な要素といえます。
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取引に適した通貨ペアが限られる
スキャルピングは1回の取引で狙う値幅が小さいので、スプレッドが狭い通貨ペアで取引するのが理想です。米ドル/円やユーロ/米ドルといった、流動性が高くスプレッドが相対的に狭い通貨ペアであれば問題ありませんが、スプレッドが相対的に広めな高金利通貨ペアなどの、マイナーな通貨ペアはスキャルピングには向いていません。取引に適した通貨ペアが限られる、という点には注意が必要です。
スプレッドが広めの通貨ペアでも、利益を確定させる値幅を広く、損切りを確定させ値幅を狭く設定すれば、それほど高い勝率を必要とせずに、最終的な収支がプラスになる可能性はあります。しかし、利益確定の回数が減り、損切り確定の回数が増える可能性が高まるため、一段と精度の高い分析力とトレードの技術が必要になるでしょう。
スキャルピングにおすすめのFX会社
スキャルピングをメインに取引するなら、米ドル/円やユーロ/米ドルなどの、スキャルピングに適した通貨ペアのスプレッドが狭いFX口座を選んで取引するのがおすすめです。
ザイFX!では、約40口座の主要な通貨ペアのスプレッドを定期的に調査して、その結果を一覧で紹介しています。
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【新規口座開設で最大100万4000円キャッシュバック】 【米ドル/円スプレッド】0.2銭原則固定(9-27時) 【ユーロ/米ドルスプレッド】0.3pips原則固定(9-27時) |
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【2位】SBI FXトレード ⇒詳細ページ | |
【新規口座開設で最大100万5000円キャッシュバック】 【米ドル/円スプレッド】0.18銭 【ユーロ/米ドルスプレッド】0.3pips |
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【新規口座開設で最大100万7000円キャッシュバック】 【米ドル/円スプレッド】0.2~1.1銭 【ユーロ/米ドルスプレッド】0.3pips |
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スキャルピングを公式に認めているFX口座を利用するのもおすすめ
FX会社のシステムに大きな負荷がかかる可能性もある頻繁なスキャルピング行為を、明確に容認しているFX会社はそれほど多くありません。ただし、FX各社が定義する頻繁なスキャルピングとは、HFT(高頻度取引)やHST(高速取引)のような、極めて短い時間の中で大量の注文を繰り返し出すような取引のことを指していることが多いようで、一般的なトレードスタイルとして知られるスキャルピングを禁止行為としているFX会社もあまりありません。
それでもスキャルピングをメインにしたFXトレードを安心して行いたい人は、JFX「MATRIX TRADER」のように、公式サイトなどでスキャルピングを公式に認めているFX口座で取引するのも1つの方法です。
JFX「MATRIX TRADER」は米ドル/円やユーロ/米ドルなどの、スキャルピングに適した通貨ペアのスプレッドの狭さが業界上位水準で、最速0.001秒という約定スピードの速さ、必要な設定が1画面に集約された「クイック注文」の提供など、スキャルピングに必要な要素が揃ったFX口座として短期売買をメインとするトレーダーにも人気があります。
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⇒FXのスキャルピングとは? スキャルOK!のFX会社、JFXの社長で元為替ディーラーの小林芳彦氏に、スキャルピングの取引手法としての魅力や上達のコツを徹底取材!
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JFX「MATRIX TRADER」の主なスペック | ||||
最低取引単位 | 通貨ペア数 | スプレッド | ||
米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | ||
1000通貨 | 41ペア | 0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 | 0.4銭原則固定 (9-27時) |
※相場状況により、原則固定スプレッドの配信を一時的に休止している場合もあります | ||||
JFX「MATRIX TRADER」のおすすめポイント | ||||
JFXの「MATRIX TRADER」は、41種類の豊富な通貨ペアが取引できるうえ、スキャルピングを公式に許可している、超短期トレーダーにうれしいFX口座です。チャート分析ツールとして日本時間表示に対応したMT4(メタトレーダー4)チャートを提供しており、社長の小林芳彦氏のツイートを表示するオリジナルインジケーターもあります。小林氏が発信する会員限定コンテンツや、取り扱い全通貨ペアの足種別ボラティリティ表などヒロセ通商と共通しているサービスもあります。 | ||||
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■JFX「MATRIX TRADER」のおすすめポイントを解説!スプレッドやスワップポイントの他社との比較、口座開設の条件や開設に必要な書類も紹介! ■スキャルOK!のJFX社長・小林芳彦氏に スキャルピングの魅力や上達のコツを取材! ■JFX「MATRIX TRADER」のおすすめポイントや、「スプレッド」「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介! |
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※この表は2024年11月12日時点のデータに自動で更新されているため、本記事の公開時の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、JFXの公式サイトなどで確認してください |
ほかにも、通信環境のあまり良くない場所や、処理能力に不安のある端末から注文を出した場合、注文そのものが出せない、FX会社に注文が届くのが遅れるなどの事態が生じる可能性もあります。スキャルピングは、自身の取引環境も整えたうえで行うのがおすすめです。
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