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第1章 FXをはじめるには

FXは土日を除いて24時間取引できる!
眠らない為替の取引所はどこにある…?

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■外国為替は24時間取引! 眠らない取引所はどこにある?

外国為替の取引所はどこにある?

 外国為替は、株式のように取引時間が決まっていて、基本的にその時間でなければ取引できないといったことはありません。為替レートは原則として、土曜日と日曜日を除いた24時間、常に動いています。外国為替のマーケットが「眠らない市場」と言われているのもそのためです。

 為替レートが動いている以上、為替レートの値動きを使って取引するFXも、基本的には24時間、いつでも取引できます。生活スタイルなどにあわせて、好きな時間に手軽に取引できるのもFXの魅力です。

【参考記事】
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 ところで、新聞やニュースで「今日の東京市場の米ドル/円は~」とか、「NY(ニューヨーク)市場の米ドル/円の終値は~」なんていう言葉を、見たり聞いたりしたことがある方は多いと思います。外国為替は東京やNYに取引所があって、そこで取引されているんだな~、と想像してしまいますよね。

 実は、外国為替には投資家や金融機関の注文が一同に集まって、その場で価格が決定される取引所のような物理的な場所はありません

 その代わりに、「インターバンク市場(銀行間取引市場)」と呼ばれるものがあります。これは、インターネットや電話回線を使って、中央銀行や世界中の金融機関、為替ブローカーなどの限られた市場参加者が、お互いに資金の調達や運用を行う集合体のような存在です。外国為替は、このインターバンク市場を中心に、24時間、常に取引が行われているのです。

インターバンク市場のイメージ

■じゃあ、東京市場やNY市場ってなによ?

 インターバンク市場は、時間帯によって取引が活発になる地域が異なります。たとえば、日本の金融機関が顧客向けを含めた通常業務を行っている時間帯は、日本の金融機関による取引は活発になりますが、欧州や米国は夜や明け方のため、欧米の金融機関による取引はそれほど多くありません。

 もちろん、大きな金融機関は世界の主要都市に支店を持っていて、そこから外国為替を行っています。しかし、主戦場というわけではありません。そうなると、時間帯によって必然的に取引量が活発になる地域が決まります。これを便宜的に「東京市場」、「ロンドン市場」、「NY市場」などと呼んでいるのです。

■外国為替はどうやって取引されるの?

相対取引とは

 インターバンク市場では、参加者同士が1対1で取引を行います。米ドル/円を買いたい参加者は、米ドル/円を売ってくれる参加者を見つけて、お互いが納得いく価格であれば、取引が成立します。

 これは「相対取引(あいたいとりひき)」や「OTC(over the counter)」と呼ばれる取引の形態で、取引所を介して取引する株式や先物のように、ある一定の時点で統一された価格は存在しないのです。

 ですから、A銀行とB銀行が取引したのとまったく同じ時間に、C銀行とD銀行が同じ通貨ペアを同じ数量だけ取引したとしても、それぞれの取引で成立した価格は異なることの方が多いのです。でも、A銀行とB銀行が行った取引と、C銀行とD銀行が行った取引で、成立した価格に大きな差は生じません。

 なぜなら、買う方はできるだけ安く買いたいし、売る方はできるだけ高く売りたいから、取引で成立する価格は必然的に、そのときのインターバンク市場で取引されている平均的な価格に均衡するからです。

【参考記事】
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 周りが米ドル/円を1米ドル=100円ぐらいで取引しているのに、90円で買いたいから売ってくれと持ちかけても、「そんな安い値段じゃ売れないよ!」となりますよね。もちろん、ほかに掛け合ったところで、90円で売ってくれるところは見つからないでしょう。

■FXも相対取引。トレーダーの取引相手は?

FXも、取引は相対で成立します。投資家(トレーダー)の取引相手はFX会社です。FX会社に米ドル/円の買い注文を出して、その注文が成立したということは、FX会社が米ドル/円を売ってくれたということです。

 FX会社は、投資家との取引を成立させて保有したポジション(持ち高)を、ずっと持ちっぱなしにはしません。為替レートの変動リスクにさらすことにもなるからです。FX会社はインターバンク市場に参加している金融機関と相対取引を行って、投資家との取引で保有したポジションを決済します(やり方はFX会社によって異なります)FX会社が相対取引を行うために提携している金融機関は「カバー先」と呼ばれます。

 カバー先の金融機関は、インターバンク市場で他の参加者と相対取引を行って、FX会社との相対取引で保有したポジションを決済します。これが、投資家がFX会社に注文を出して取引が成立してからの、一連の大ざっぱな流れです。

一般的な取引の流れ

 FX会社は投資家との相対取引でできるだけ損をすることがないよう、カバー先の金融機関が提示するレートを参考にしながら、投資家に提供するレートを決定します。そのため、FX会社が投資家に提供するレートは、FX会社によって異なります。

 カバー先の数が多ければ、FX会社にとっては選択肢が広がることになります。投資家との相対取引も成立させやすくなりますし、複数のカバー先から有利なレートを提示してくれるところが見つかれば、その分、投資家に提示するレートも有利になる可能性があります。

 為替市場が落ち着いていて、為替レートの動きが穏やかなときでも、FX会社の間でレートが異なることは、珍しくありません。カバー先が多く、できるだけ有利なレートで取引できそうなFX会社を選ぶことも、大切かもしれませんね。

■でも、日本には為替の取引所がある!?

 外国為替には、金融機関や投資家の注文が集まる取引所のような場所がないということをご紹介しました。ところが、日本にはFXの公設取引所が存在します。東京金融取引所が運営する、取引所取引の「くりっく365」です。

くりっく365

 くりっく365では、投資家の最終的な取引相手は取引所になります。くりっく365で取引する場合は、くりっく365を取り扱っているFX会社や証券会社に専用口座を開設して、そこから注文を出します。くりっく365を取り扱っているFX会社や証券会社は、投資家からの注文を取引所に取り次いで、取引所で売買が成立するしくみになっています。

 取引所取引のくりっく365に対して、投資家と相対取引を行う一般的なFX会社は「店頭FX」と呼ばれます。

くりっく365について詳しく知りたい方は、以下のコンテンツも参考にしてみてください。

【参考コンテンツ】
FX会社徹底比較!: 特集「くりっく365」

(最終更新日:2019年8月7日)

FX初心者のための基礎知識入門目次

第1章 FXをはじめるには
第2章 FXの基礎知識を身に付ける
第3章 FXをはじめよう
第4章 チャートの見方
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