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第1章 FXをはじめるには

「円高」と「円安」の意味を理解しよう。
米ドル/円が上昇したら、いったいどっち?

2019年01月08日(火)12:40公開 [2021年03月01日(月)17:11更新]

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このページの概要
日本円の価値が相対的に高くなった状態を「円高」、相対的に安くなった状態を「円安」と言います。もし、1ドル=100円だった米ドル/円が、1カ月後に90円になったら「円高」、反対に110円になったら「円安」が進んだということになります。

米ドル/円が上昇したら円安? 円高?

 ニュースや新聞などで為替レートの動きを表すときに、よく使われる言葉があります。おそらく、聞いたことがない方はいないでしょう。「円安」・「円高」です。

 これは、円が外貨に対して、ある一定の地点からどちらに動いたのかを表すときに使うものですが、つまずきがちなのが、この高いと安いに対する理解です。たとえば、米ドル/円のレートが上昇したら「円安」なのか「円高」なのか、答えにつまる方もいるのではないでしょうか。

 具体的な例を見ながら覚えていきましょう。

 米ドル/円のレートが、1週間前は1米ドル=100円、今が1米ドル=110円だとします。1週間前よりも、米ドル/円のレートが10円、上昇している状態です。このとき米ドル/円は、1週間前と比べて「円安」になったのでしょうか? それとも「円高」になったのでしょうか?

 レートが100円から110円に上がったのだから、高くなって「円高」と思うかもしれませんが、正解は「円安」です。

米ドル/円が上昇=円安

 米国へ旅行に行くために、日本円を米ドルに交換(両替)するときをイメージしてください。1週間前の1米ドル=100円のときは、100円で1米ドルと交換できます。ところが1米ドル=110円になった今は、110円がなければ1米ドルと交換できません。1週間前よりも今の方が、1米ドルと交換するために必要な資金(コスト)が10円も増えています(両替手数料などは考慮していません)。

 これは、米ドルに対して円の価値が相対的に低くなったということです。米ドル/円のレートが100円から110円へ上昇したら、「10円の円安」ということになります。

 では、1週間前に1米ドル=100円だった米ドル/円が、今は1米ドル=90円になっていたらどうでしょう? さっきの逆ということは、もうわかりますね。1週間前なら1米ドルを手にするためには100円が必要でしたが、今なら90円ですみます。米ドルに対して円の価値が相対的に高くなったので、この場合は「10円の円高」です。

米ドル/円が下落=円高

米ドル側から見ると、どうなる?

 このように、異なる2つの通貨を比べたときに、どちらの通貨の価値の方が相対的に高くなったか低くなったかを考えると、理解がしやすいと思います。

 先ほどの例を、米ドルの側から見ると、まったく逆になります。

 米ドル/円のレートが100円から110円に上昇したら、1米ドルで交換できる金額が100円から110円に増えます。円に対して米ドルの価値が相対的に高くなったので「米ドル高」です。

 反対に、米ドル/円のレートが100円から90円に下落したら、1週間前なら1米ドルで100円が手に入ったのに、今は90円しかもらえません。円に対して米ドルの価値が相対的に低くなったので「米ドル安」です。

 2つの通貨間の強弱は、組み合わせて表現されることがあります。米ドル/円のレートが上昇したら「米ドル高・円安」、下落したら「米ドル安・円高」です。ニュースなどでも聞きますね。

米ドル/円が上昇=米ドル高・円安 米ドル/円が下落=米ドル安・円高

通貨ペアの表示方法からも判断できる

 通貨ペアでは、先に表記された通貨の方が基準となります。基準となる通貨がどちらの方向へ動いたかでも、高いか安いかの判断ができます。

 米ドル/円は、米ドルの方が先(左側)で、円があと(右側)に表記されますから、この場合は米ドルが基準ということになります。したがって、米ドル/円が上昇したら(高くなったら)、基準となる米ドルの価値が高くなったので「米ドル高・円安」米ドル/円が下落したら(安くなったら)、米ドルの価値が低くなったので「米ドル安・円高」です。

通貨ペアの表示方法から判断する方法

 ここまで米ドル/円で説明しましたが、すべての通貨ペアで考え方はいっしょです。ユーロ圏の通貨「ユーロ」と、米国の通貨「米ドル」を組み合わせた「ユーロ/米ドル」でも確認してみましょう。

 ユーロ/米ドルのレートが1ユーロ=1.00ドルから1.10ドルになれば、1ユーロと交換できる米ドルの額は0.1ドル増えたことになります。相対的にユーロの価値が高くなって、米ドルの価値が低くなったので「ユーロ高・米ドル安」です。

 ユーロ/米ドルのレートが1ユーロ=1.00ドルから0.90ドルになれば、1ユーロと交換できる米ドルの額は0.1ドル減ったことになります。相対的にユーロの価値が低くなって、米ドルの価値が高くなったので「ユーロ安・米ドル高」です。

ユーロと米ドルの関係

 通貨ペアの表示方法で判断するやり方も同じです。先に表記されるユーロが基準になるので、ユーロ/米ドルが上昇すれば「ユーロ高・米ドル安」、下落すれば「ユーロ安・米ドル高」です。理解してしまえば、難しくありませんね。

動かない通貨ペアもある!?

 異なる通貨の交換比率である為替レートは、原則として日々、変動します。為替レートが変動する理由はたくさんありますが、極論を言うと、最終的には需要と供給のバランスで決定します。つまり、人気が高い方の通貨が買われ、人気が低い方の通貨が売られることで、為替レートは動くのです。

 このように、為替レートの変動を原則的に市場の需要と供給のバランスに任せている通貨制度は「変動相場制」と呼ばれます。

 通貨制度には変動相場制以外に、自国通貨を特定の外貨に対して一定の為替レートで固定する「固定相場制」というのもあります。為替レートが固定されているということは、値動きがないということです。その通貨ペアをFXで取引する意味はありませんね…。

 また、基本的には市場の需要と供給のバランスに任せているものの、為替レートの変動幅が一定の範囲内に収まるように、その国の政府や中央銀行が操作する「管理変動相場制」というのもあります。

 IMF(国際通貨基金)が世界191の国や地域の通貨制度を調査したところ、2013年時点でもっとも多かったのは管理変動相場制で、全体の43%を占めていたそうです。変動相場制は34%、固定相場制は13%となっていました。IMFは同様の調査を数年ごとに行っていますが、調査のたびに通貨制度が変わっている国や地域もあるんだそうです。

 日本を含む先進各国も、かつては固定相場制を導入していました。日本では1949年4月から米ドル/円が1米ドル=360円、1971年8月から1973年4月までは1米ドル=306円で固定されていました。実に24年間も、固定相場制の時代があったのです。

(最終更新日:2021年3月1日)

FX初心者のための基礎知識入門目次

第1章 FXをはじめるには
第2章 FXの基礎知識を身に付ける
第3章 FXをはじめよう
第4章 チャートの見方
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