■相場は膠着。トレードへの向き合い方は?
米中貿易交渉、英国のEU離脱(ブレグジット)問題など、政治的な材料がいったん落ち着いてしまったことで、市場はとても静かになってきました。さらに、各国の中央銀行も、当面、新しい動きを見せる様子がないことが、より相場を膠着させることになっています。
【参考記事】
●2020年の注目材料とトレード戦略はコレ! オリンピック後の景気後退は都市伝説!?(1月9日、今井雅人)
トランプ米大統領が、1月21日(火)から開催されている世界経済フォーラム(ダボス会議)で、何か新しい発言をするかもしれないと思われていましたが、従来からの主張を述べたに留まりましたので、あまり材料視されませんでした。
注目されたダボス会議でのトランプ大統領の発言内容は、従来の主張を述べるに留まったため、あまり材料視されなかった (C) Chip Somodevilla/Getty Images News
これでは、正直、近いうちに相場に方向感が出てくることは、まずないと考えてトレードに向き合わないといけないと思います。
■下値が堅い米ドル/円は押し目買い方針
まず、米ドル/円ですが、米国株式の好調もあって、一時110.00円を超える動きとなっていました。
しかし、やはり110円台は、輸出企業の米ドル売りや、ポジションをロング(=買い)にしていた人の利食い売りが出てきて、なかなかそのレベルを維持することができません。
(出所:TradingView)
一説によると、中国で発生している新型肺炎(コロナウイルス)の感染拡大懸念で、米ドル/円が売られているということですが、本当かどうか、よくわかりません。ただ、利食いの材料として利用されている可能性は、あるかもしれないなと思っています。
僕自身は、米ドル/円の下値は堅いと考えていますので、もう少し下がった局面があれば、米ドル/円のロングポジションを作ってみようと思っています。
【参考記事】
●110円超えの米ドル/円は当面、押し目買い。ユーロ/米ドルは、上がれば売りが良さそう(1月17日、今井雅人)
レンジが狭いので、何とか良いところで買えないかなと思っています。メドとしては、109.20~40円の間と考えています。
(出所:TradingView)
また、ユーロ/米ドル、ユーロ/円ですが…
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