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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

豪ドル/米ドルは、0.7500ドルへの反発開始!
FOMCで信頼を回復したFRB、マーケットは
年末に向けて株高などのリスクオンへ

2021年12月16日(木)16:30公開 (2021年12月16日(木)16:30更新)
西原宏一

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FOMCの結果は極めてタカ派。インフレについて声明文から「一時的」という文言削除

 みなさん、こんにちは。

 本日(12月16日)日本時間未明、今月(12月)最大のイベントといえるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表されました。

 FOMCの結果は、極めてタカ派なものでした。

・声明文からはインフレについて「一時的」という文言削除
・全員が2022年の利上げ支持、2022年は3回、2023年も3回、2024年は2回の利上げ示唆

 記者会見でのパウエル議長の対応は非常に落ち着いており、筆者はライブで見ていましたが好感の持てるものでした。

日本時間12月16日未明に発表されたFOMCの結果は極めてタカ派な内容に。記者会見でのパウエル議長の対応も非常に落ち着いていた (C)Bloomberg/GettyImages

日本時間12月16日未明に発表されたFOMCの結果は極めてタカ派な内容に。記者会見でのパウエル議長の対応も非常に落ち着いていた (C)Bloomberg/GettyImages

FOMCのタカ派発表に、株式市場は好感。年末に向けて米国株は堅調に推移か

 このコラムでも何度かピックアップしましたが、米国に住んでいる友人達にとって、今回のインフレ進行は、「一時的なもの」とは到底思えないほどの上昇を示しています。

 ロサンゼルスの友人は、今回のガソリン価格の高騰に悲鳴をあげているといったところ。

【参考記事】
米ドル/円は米長期金利の低下に追随せず、下値は限定的。上昇トレンドは継続か(6月10日、西原宏一)

 しかし、こうした環境下においても、FRB(米連邦準備制度理事会)が長期に渡って金融緩和を続けていることに疑問を抱く参加者が増えていました。

 そのため、今回のFOMCは、「極めてタカ派」という発表にも関わらず、株式市場にも好感されることになります。

 たとえば、JPモルガン・アセット・マネジメントのボブ・ミシェルCIO(最高投資責任者)は、フィナンシャルタイムズで「FRBが信頼性を回復するプロセスを始めていることがわかる」とコメントしています。

 米国株は総じて上昇し、ナスダック総合指数は反発しました。

ナスダック総合指数 日足
ナスダック総合指数 日足

(出所:TradingView

 先月(11月)末から、マーケットは新型コロナウイルスの新たな変異種オミクロン株の悪影響をどうしても払拭できない展開だったわけですが、今回のFOMCが極めてタカ派であったことが、マーケットの不安感を払拭させる展開となり、年末に向けて、米国株は、堅調に推移するのではないでしょうか?

鉄鉱石、天然ガスが反発。豪ドルは対米ドルで上昇

 こうしたリスクオンの環境で、底堅く推移するのはなんといってもリスクアセットの代表通貨である豪ドル。

 以下は、先週(12月6日~)のRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])理事会の発表後から、本日(12月16日)までの主要通貨の対米ドルの騰落率です。

主要通貨の対米ドル騰落率

(出所:各種データを参考にメルマガ部が作成)

 今月(12月)のRBA理事会以降、豪ドルはもっとも値を上げているのがわかります。

 豪ドルが底堅く推移している要因に、コモディティ(商品)の反発も挙げられます。

 まず、鉄鉱石です。鉄鉱石は220ドルという高値から100ドルを割り込み、一時82ドルレベルまで急落していました。それが11月から反発に転じ、本稿執筆時点では108ドルレベルと、100ドルを回復し堅調に推移しています。

 もうひとつは天然ガス。以下は、欧州の天然ガス価格の指標となるオランダTTF。

天然ガス(オランダTTF) 日足
天然ガス 日足

(出所:TradingView

 一時急落していたのですが、ロシアとドイツを結ぶ新たなパイプライン「ノルドストリーム2」の影響で急反発しています。

欧州天然ガスが急伸、10%強上げ 独ロ輸送網の緊張で

出所:日経

リスクオン環境下で、豪ドルが底堅く推移するのは自然な流れ

 今月(12月)のマーケット最大の懸念であったFOMCを無事通過したことで、米国株は大きく反発。加えて、鉄鉱石や天然ガスも上昇。

 こうした展開の中では、豪ドルが底堅く推移するのは自然な流れといえます。豪ドル/米ドルは再び0.7500ドルへと反発開始。

豪ドル/米ドル 週足
豪ドル/米ドル 週足

(出所:TradingView

 FOMCの結果を受け、先週(12月5日~)同様、豪ドルの行方に注目です。


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