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■いずれ米ドル/円は、120円を超えてくる可能性もある

 ただし、公的資金による株買い、外貨買い・円売りは、断続的に続いており、大きく円高に向かうような様子もありません。

世界の通貨ＶＳ円 日足

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【参考記事】
●原油の一方的な下落傾向に変化あり。ドル/円もユーロ/ドルも最後はドル高に！（２月５日、今井雅人）

 そのため、相場はもみ合いに入り込んでいるということでしょう。こうした展開は、長期化する可能性も出てきました。

 ただ、個人的には、まだ米ドル高の余地は残っていると考えており、いずれ米ドル/円は、120円をしっかり越えてくることもあると考えています。

米ドル/円 週足

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■下落が止まらないユーロ。ＥＣＢ新たな金融緩和実施へ

 一方、ユーロの下落が止まりません。

ユーロＶＳ世界の通貨 日足

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 ＥＣＢ（欧州中央銀行）は、2015年３月から、新たな金融緩和を実施しますが、足元のユーロ圏の物価は、マイナスの状態が続いており、文字どおり、デフレ状態に突入しています。

 いずれまた、新たな対応を迫られることが出てくるでしょう。

■ユーロ/米ドルは、1.0000ドルに向かって下落か

 ギリシャの状況も複雑です。

 新政権は、緊縮財政政策の転換を模索していますが、容易ではありません。ドイツをはじめ、他のＥＵ（欧州連合）主要諸国にとっては、今回の件を妥協すると、これが南欧諸国に波及しかねないことを危惧しているため、強硬な姿勢を崩さないからです。

 ３月には、ギリシャは資金不足に陥るとの見方もあるなか、出口は、まったく見えない状況。

 ユーロ/米ドルは、やはり1.0000ドルに向かって下落していく可能性が高いと改めて感じています。

ユーロ/米ドル 週足

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【参考記事】
●2015年の最有望戦略はユーロ/ドル売り！パリティ(１ユーロ＝１ドル)まで下落もあり！（１月８日、今井雅人）
●FOMC議事録公表で６月利上げ説に暗雲。猫の目みたいなユーロも最終的には下落（２月19日、今井雅人）
●原油の一方的な下落傾向に変化あり。ドル/円もユーロ/ドルも最後はドル高に！（２月５日、今井雅人）

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