■英国国民投票に向けて、ポンド/円のボラティリティ急騰!
この環境下、マーケットはいよいよ来週、6月23日(木)に、今年(2016年)最大のイベントである「英国国民投票」を迎えます。
その日に向けてマーケットは世論調査の結果に激しく翻弄される展開。
【参考記事】
●EU離脱派が55%へ急増との世論調査も! 流れはリスクオフも日銀サプライズは警戒(6月14日、西原宏一&松崎美子)
この混乱の中、英ポンド/円の1カ月物のボラティリティは驚愕の31%に。
(出所:CQG)
このレベルは、2008年のリーマンショック以来の高水準。このボラティリティは、1カ月以内に英ポンド/円が上下に30%乱高下することを意味します。
(出所:CQG)
これを踏まえて、某大手米銀が試算したところによると、英国のEU残留で163円、離脱で137円という強烈な予想。
この不安定な環境下、「株安・円高・スイスフラン高」が進行。つまり、リスクオフ相場となっています。
(出所:株マップ.com)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/スイスフラン 4時間足)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/スイスフラン 4時間足)
英国国民投票の結果云々より、投票日に向けて円高が加速。米ドル/円は変わらず100円への円高の過程にあります。
【参考記事】
●ソロスが世界経済悲観トレード開始! 米ドル/円は中期で100円を目指す過程に(6月9日、西原宏一)
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