■2008年9月以来、日経平均1万2000円の大台へ!
みなさん、こんにちは。
本日(2013年3月7日)の東京株式市場は、一時日経平均が1万2000円の大台に達しました。2008年9月以来の水準です。
(出所:株マップ.com)
その大きな背景となっているのが、米国の景気回復であり、その一番の牽引力となっているのが、住宅市場の回復です。
■米住宅市場と雇用環境が米国経済の好転を示唆
FRB(米連邦準備制度理事会)が3月6日(水)に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によると以下のような見方が示されています。ちょっと確認してみましょう。
「過半数の地区が労働市場環境の緩やかな改善を報告した。ただし、いくつかの地区では採用計画は限定的であった」、「居住用不動産市場はほぼすべての地区で力強さが増した。また全国的に住宅は在庫が減る中で、価格が上昇した」などとなっています。
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移)
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移)
また、住宅建設に関連した製造業については、「多くの地区で力強さの源だった」と指摘しています。
さらに、雇用関係にも明るい兆しが見えています。2013年2月の米ADP民間雇用者数は、前月比で19.8万人増加となり、前回数値も速報値の19.2万人から21.5万人へ上方修正されました。
以前から注目しておきましょう、とお伝えしていた住宅市場と雇用環境という2つの重要指標が、米国経済の好転を示唆しているのです。
【参考記事】
●イタリア選挙で波乱! 米国経済は回復へ。ドル/円95円、日経1万2000円の壁は厚い(2月28日、今井雅人)
●市場は円安方向へ! 豪ドル/円は79.50円あたりのサポートラインをバックに買い!(10月18日、今井雅人)
●米雇用統計が好調なら追加緩和見送りか。米ドル/円、豪ドル/円は少し買ってOK!(9月6日、今井雅人)
●米ドル安・円高傾向だが、米国株は上昇。米国株が強い3つの理由とは?(8月9日、今井雅人)
●行き過ぎで戻すも、売り圧力強いユーロ!米住宅市場は回復の兆しが見え始めた?(8月2日、今井雅人)
●米景気回復のカギは雇用環境と住宅市場。住宅着工が弱く、米ドルは戻り売り継続!(2011年5月26日、今井雅人)
また、2月27日(水)~28日(木)に行われた…
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