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ゴールデンウィークは円高になるって本当?
過去20年を徹底検証。10連休はどうなる…

2019年04月01日(月)東京時間 11:43

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■1999年以降のゴールデンウィーク中の値動きは…?

 では、ここからは本題となる、過去のゴールデンウィーク中の値動きを見ていきましょう。この検証で使用したのは、サクソバンク証券が提供するダウンロード型取引ツール「Saxo Trader」です。Saxo Traderでは日足チャートをなんと、20年以上前まで遡って見ることができます。ここまで過去の値動きをチェックできるツールがあるのは、おそらくサクソバンク証券だけだと思います。非常に貴重です。

サクソバンク証券は、一部の通貨ペアを除いて、週明け月曜日の取引開始時刻が午前3時や4時と、めちゃくちゃ早いため、おおむね7時が主流の主要FX会社とは、為替レートのデータがやや異なる可能性はありますが、傾向を掴むことは十分にできると思います)

【参考記事】
日本版ロビンスカップ優勝のバカラ村さんが語る週足34年分1画面表示で見えてくるモノ

サクソバンク証券の公式サイト
サクソバンク証券の公式サイト

 調査対象は、日本ではじめてFXサービスが提供された1998年10月以降に訪れた、全20回(1999年~2018年)のゴールデンウィークとします。

【参考記事】
知ってましたか? 10月8日は「FXの日」。それは日本でFXが始まった日!

 まず、過去のチャートを遡っていくと、パッと見ただけでも、ゴールデンウィークあたりで米ドル/円が大きく下落していたのが、2006年、2010年、2016年などで確認できました。

 為替市場でそのときに話題になっていたテーマを、ザイFX!の為替ニュースなどで調べてみると、2006年は米国の利上げ打ち止め観測などを主なきっかけに、米ドル/円が4月中旬から5月中旬にかけて10円近くも下落。

米ドル円 日足(2006年3月~7月)
米ドル円 日足(2006年3月~7月)

(出所:サクソバンク証券

 また、2010年は5月6日(木)に、欧州の財政懸念やNYダウの1000ドル近い暴落で、米ドル/円が6円ほど暴落するフラッシュ・クラッシュが発生。

米ドル円 日足(2010年3月~7月)
米ドル円 日足(2010年3月~7月)

(出所:サクソバンク証券

 そして2016年は、ゴールデンウィーク入り前日の4月28日(木)に、日銀が追加緩和を見送ったことで、米ドル/円が3分ほどで約3円下落し、ゴールデンウィーク初日の翌29日(金)にかけて、下げ幅を広げたといったことがありました。

米ドル円 日足(2016年3月~7月)
米ドル円 日足(2016年3月~7月)

(出所:サクソバンク証券

 この年については、4月22日(金)にBloombergが「日銀が金融機関への貸し出しにマイナス金利検討」と報じたことを受けて、事前に追加緩和期待で米ドル/円が上昇していたことも、下落に拍車をかける結果となっていました。市場で「日高ショック」と騒がれた出来事です。

【参考コンテンツ&参考記事】
ザイFX!:リアルタイム為替ニュース
日銀追加緩和見送りで円全面高に! ドル/円は一時、108円台後半まで急落!
市場を大騒ぎさせたブルームバーグ・日高正裕記者の記事。その謎に迫る!
反黒田派!? 日高正裕記者の記事は日銀がリークしたものだったのか?

 こう見ると、確かにゴールデンウィークの円高説を裏付けるような動きが、過去に何度かあったことがわかります。ただ、厳密にいうと、これらはすべてゴールデンウィーク前後に発生した動きで、ゴールデンウィーク中の出来事ではありません。

 今回は10連休へ備えるために、ゴールデンウィーク中の値動きの検証をメインテーマとするため、原則4月29日の「昭和の日」から、原則5月5日の「こどもの日」までの期間(振替休日は考慮)をゴールデンウィークと定義して、その期間の値動きを調べることにします。ただし、ゴールデンウィーク期間中の平日は、値動きの連続性を捉えるという意味で対象に含めました。

■ゴールデンウィーク中に限れば円高・円安はほぼ五分五分

 各年のゴールデンウィーク期間中の始値から終値までの値幅とゴールデンウィーク中の変動幅(高値-安値)に加え、ゴールデンウィーク初日の前営業日終値からゴールデンウィーク最終日終値までの値幅を一覧にしたのが以下の表です。

ゴールデンウィークの値動き一覧

※データ参照元…サクソバンク証券
※米ドル/円レートの小数点第3位を四捨五入して算出

 ゴールデンウィーク初日始値と、ゴールデンウィーク最終日終値を比較すると、米ドル/円がゴールデンウィーク期間中に下落(円高)したのは計11回、上昇(円安)したのは計9回でした。初日の窓開けを考慮して、ゴールデンウィーク初日の前営業日終値とゴールデンウィーク最終日終値を比較した場合だと、ゴールデンウィーク入り直前から下落(円高)したのは計12回、上昇(円安)したのは計8回ということになりました。

 両方とも、下落(円高)したときの方が、やや多かったということになりますが、その差は決定的なものではなく、「ゴールデンウィーク中は円高になる」という説が、必ずしも正しいとは言えないという結果かと思います。

 ただ、円高になったときのゴールデンウィーク初日始値から最終日終値までの値幅の平均が1.22円だったのに対し、円安になったときのそれは0.93円と、平均では円高のときの方が、下げ幅が大きかったということがわかりました。

 さらに、2001年から2006年にかけては、6年連続で円高になっていますので、もしかしたら、こういったことも、ゴールデンウィーク中の円高説を意識させている可能性はあるかもしれません。

■円高でも円安でもゴールデンウィーク中はそれなりに動く!?

 ゴールデンウィーク中に円高になるか円安になるかは、おおむね五分五分といった感じでしたが、過去20回のゴールデンウィーク期間中における高値から安値までの変動幅は、平均で2.15円もあります。これって、結構、値動きがあるんじゃないでしょうか…?

 もっとも大きかったのは2001年の3.37円(円高)、もっとも小さかったのが2012年の0.97円(円高)なので、ゴールデンウィーク中は最低でも、上下に1円近くは動いていたということもわかります。

年間とゴールデンウィーク中の変動幅

※年間変動幅はBloombergよりEBSのデータを参照
※ゴールデンウィーク中の変動幅はサクソバンク証券のデータを参照
※米ドル/円レートの小数点第3位を四捨五入して算出

 検証期間(1999年~2018年)中の、米ドル/円の1年間の変動幅が平均で約16.12円(※)ですから、単純に動いた値幅だけで考えると、ゴールデンウィーク中は年間の平均変動幅の13.3%ほど動いているということになります。年間の平均変動幅の20%以上、動いた年も3回ありました。

 直近、2018年の米ドル/円の年間変動幅は9.9円と、変動相場制がはじまって以来の過去最小値幅でしたが、そんななかでも、この年のゴールデンウィーク中は上下に1.39円もの動きがあったわけです。円高になるか円安になるかは別として、ゴールデンウィーク中はそれなりに動く可能性があるという前提にたって、トレードに取り組んだほうが良いと、考えるべきではないでしょうか。

 今年、2019年の4月27日(土)から5月6日(月)までの10連休中には、FOMC(米連邦公開市場委員会)、英MPC(金融政策委員会)などの金融政策イベントのほか、米雇用統計などの重要経済指標の発表も予定されています。これらは当然、海外時間に予定されているイベントではありますが、こうしたイベントが為替相場を大きく動かす可能性がないとは言い切れません。

 また、先ほどもお伝えしたとおり、過去にはゴールデンウィーク直前やゴールデンウィーク終了直後に大きく動いたこともありました。今年は普段よりも長いゴールデンウィークになるわけですから、連休前後の動きとあわせて警戒しておくことは、やっぱり必要だと感じます。

【参考記事】
世界中の市場参加者がもっとも注目する、米国の金融政策を決める「FOMC」って?
知らない人はいないキングオブ経済指標! 米雇用統計は月に一度のお祭りイベント!?

■直前のトレンドが重要!? 今年はどうなる…?

 1999年以降、過去20回の値動きにフォーカスすると、確かに円高が続いた時期はあったものの、ゴールデンウィーク中に限って全体を通して見れば、円高になりやすいという説を絶対的に裏付ける検証結果を得ることはできませんでした。

 しかし、2006年や2010年は、米ドル/円がゴールデンウィーク前に大きく下落し、その影響を引きずってなのか、ゴールデンウィーク中も円高傾向が続きました。ゴールデンウィーク前に米ドル/円が下落していれば、ゴールデンウィーク中も下落方向で推移する可能性は、高いのかもしれません。

 反対に、ゴールデンウィーク前のトレンドが上向きなら、ゴールデンウィーク中も上昇方向で推移していたことが多いような印象を記者は受けました(もちろん、まったく逆に動くときもありますが、ぜひ、本記事の最後に掲載する各年ごとの日足チャートを確認してください)

 直近の米ドル/円は、どちらかと言うと、やや下押し傾向にあるように見受けられますが、10連休直前まで、この流れが続くのかを見極める必要もありそうです。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足

次ページでは、各年の日足チャートとゴールデンウィーク中の値動きを一挙公開!)

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05月20日更新





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