FX口座への入金方法
口座開設が完了して、FX会社の会員専用ページや取引画面にログインできるようになったら、まずは取引に必要な資金、証拠金をFX会社の口座へ入金します。
FX会社への口座に入金する方法は、主に「銀行振り込み」と「クイック入金(※)」の2種類があります。
(※「リアルタイム入金」や「即時入金サービス」などと呼んでいるFX会社もありますが、しくみはいっしょです)
銀行振り込み
銀行振り込みは、金融機関の窓口やATM(現金自動預け払い機)に出向くか、インターネットバンキング(どのようなものかは、あとで触れます)を使って、FX会社が指定した振り込み先へ入金する方法です。
入金というと、一般的にはこのやり方をイメージする方が多いと思います。ただしこの方法だと、FX会社による「入金確認→口座への反映処理」という流れとなるため、入金してから入金額が口座へ反映するまでに、一定の時間がかかります。
また、金融機関の営業時間外にインターネットバンキングで振り込みを行った場合、FX会社が入金を確認できるのは、翌日以降の平日(金融機関の営業日)になります。そのうえ、銀行振り込みは基本的に数百円単位の振り込み手数料を負担しなければいけません。
クイック入金
クイック入金は入金手続き後、入金額がすぐにFX会社の口座に反映され、振り込み手数料もFX会社が負担してくれるのでコストがかからない方法です(一部の金融機関からのクイック入金には手数料が発生するFX会社もあります)。
平日だけでなく、土曜日や日曜日、さらには祝日も原則24時間、いつでも入金を行うことができます(※)。
夜中にトレードをしていて、少しまとまったポジションを建てたいけれど証拠金が足りない…なんて事態も回避できますし、トレードチャンスと思ったときに、入金が口座に反映されるまで待たなくてはいけないといった時間的なロスもなくなります。
ほとんどのFX会社がモバイル端末にも対応していますから、スマホアプリからもクイック入金を行うことが可能です。
(※FX会社や提携先金融機関がメンテナンスなどでサービスを停止している時間帯は、利用できない場合があります)
クイック入金の注意点
クイック入金を使うには、FX会社が提携している金融機関のインターネットバンキング(オンラインバンキング)を契約している必要があります。もし、どこかの金融機関とインターネットバンキングの契約をしていても、その金融機関とFX会社が提携していなければ、クイック入金はできません。
インターネットバンキングは、口座残高や入出金の照会、振り込み・振り替え、各種決済などを、インターネット上でできるサービスです。クイック入金以外に、普段の生活にも活用できます。どのFX会社も、メガバンク各行や主要なネット銀行からのクイック入金には、ほとんど対応していますので、まだお持ちでない方は、この機会にメガバンクや大手ネット銀行のインターネットバンキング契約をしておいて損はないと思います。
【入出金に関する参考コンテンツ】
●FX会社おすすめ比較:入出金サービスなどで比べる
クイック入金のやり方を解説
クイック入金のやり方は簡単です。ここでは、外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のリッチアプリ版取引ツール「外貨ネクストネオ」から、クイック入金を行う方法をご紹介します。
画面上部の入出金メニューから「クイック入金」を選択すると、クイック入金の手続きを行うためのページがブラウザで開きます。入金額を入力して入金先(外為どっとコムの口座の中から選択)とインターネットバンキングを利用する金融機関を指定して「確認」をクリックします。

(出所:外為どっとコム)
指定した金融機関のインターネットバンキング専用ページが、別ウィンドウで表示されます。以下は三井住友銀行のものですが、口座番号や暗証番号などの必要事項を入力して手続きを完了させれば、指定した外為どっとコム内の口座へ入金額が即座に反映されます。

そのほかの入金方法
ほとんどのFX会社がメガバンクや大手ネット銀行からのクイック入金に対応していますので、FXの口座に資金を入金するときは、24時間、手数料もかからないクイック入金を迷わずおすすめします。
そのほかに、ヒロセ通商にはATMからクイック入金ができる「クイック入金(ATM)」というサービスがあります。取引画面から手続きすると振り込み番号が表示されるので、その振り込み番号をATMに入力して入金すると、入金がすぐにヒロセ通商の口座に反映されるというものです。

(出所:ヒロセ通商)
対応しているATMのある場所に行かなくてはいけない手間はありますが、金融機関の営業時間外でも、入金が即座に反映されます。インターネットバンキングの契約がない方は、こうしたサービスを活用するのも良いと思います。
(最終更新日:2021年3月2日)
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