■少額OK・低コスト・バックアップ体制

FX会社を選ぶときのポイントはいくつかあると思いますが、そもそもどれを重視すればいいのか、どこを比較すればいいのか、悩んだり迷ったりしている方もいると思います。
【参考記事】
●なにを基準にFX会社を選べばいいの? ここだけは押さえておきたいポイントとは?
●FXの口座はいくつあっても維持費ゼロ! もしものために口座は複数作っておこう
そこで、初心者がFX会社を選ぶときに、特に大切にしてほしいポイントを「少額取引が可能」、「取引コストが安い」、「初心者のバックアップ体制」の3つに絞り、各項目の要点とあわせて、客観的な視点からおすすめできるFX会社をご紹介します。これが絶対というわけではありませんが、迷っている方はぜひ、参考にしてみてください。
■最低取引単位が小さいFX会社
1.少額取引が可能
まずは、少額の取引が可能なFX会社、つまり、小さいポジション量で取引できるところです。
かつては、最低でも1万通貨単位の取引しか受け付けてくれないところがほとんどでしたが、今は1000通貨単位で取引できるFX会社がたくさんあります。でも、それ以上に小さいポジション量で、手軽に取引できるFX会社も存在します。
【参考記事】
●まずは小さいポジションでやってみよう! 主流は1000通貨。1通貨取引もできる!?
その代表格で、極めつけがSBI FXトレードです。

SBI FXトレードでは、なんと、1通貨からの取引が可能です。米ドル/円のレートが1米ドル=100円程度なら、約4円の必要証拠金で1通貨を取引できます。
もちろん、取引量は1通貨単位で設定が可能です。1通貨ではモノ足りなくなってくれば、10通貨や20通貨といったように、ポジション量を細かく調整することもできます。
■100通貨単位で取引できるところもあります!
マネーパートナーズ [パートナーズFX nano]は、100通貨単位で取引できます。

1通貨単位のSBI FXトレードには及ばないものの、[パートナーズFX nano]もほかの多くのFX会社よりも、小さいポジション量でトレードできます。最初のうちは、リスクを抑えて取引したいと思っている方にもうってつけです。
どちらも、FXをはじめたばかりの方や、小さいポジション量でゆったり取引を楽しみたいという方にとって、知っておいて損はない口座です。もちろんどちらの口座も、1000通貨や1万通貨単位の注文を受け付けてくれないなんてことはありません。
■スプレッドの狭さはコストの安さ
2.取引コストが安い
FXの取引コストには、「売買手数料(取引手数料)」と「スプレッド」の2種類があります。売買手数料は、株の取引で証券会社に支払うものと同じですが、FXの売買手数料は、ほとんどのFX会社で無料です。
【参考記事】
●激安! FXの取引コストはわずか0.3銭!? 1つの通貨ペアになぜ2つのレートが…?
中には売買手数料がかかるFX会社もありますが、基本的には、投資家が支払うコストはスプレッドのみになります。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コスト(スプレッドなど)で比べる
スプレッドの幅は、FX会社が自由に決めています。同じ通貨ペアなら、どこのFX会社で取引しても同じというわけではありません。スプレッドが有利な(狭い)FX会社で取引すれば、取引コストを抑えることができます。
■原則固定って、どういう意味?
スプレッドで押さえておきたいのが、「原則固定制」を採用しているFX会社と、「変動制」を採用しているFX会社があるということです。
原則固定制は、通常時はスプレッドの幅が一定の水準で固定されているしくみです。あくまでも原則なので、為替レートが大きく動いたときや、市場の取引が薄い時間帯には変動することがあります。どんなときも、同じ幅のスプレッドが提供されるわけではありません。
スプレッドの水準は、通貨ペアによっても異なります。一般的に、インターバンク市場での流通量が多く、よく取引されているメジャーな通貨ペアのスプレッドは相対的に狭く、流通量が乏しく取引量があまり多くないマイナーな通貨ペアのスプレッドは、相対的に広い傾向があります。
【参考記事】
●FXは土日を除いて24時間取引できる! 眠らない為替の取引所はどこにある…?
日本のFXトレーダーがもっとも多く取引する通貨ペアは米ドル/円です。近年では、日本のFX全体の取引量の7割近くという、圧倒的なシェアを占めています。BIS(国際決済銀行)が3年ごとに発表している、外国為替市場全体の1日の平均取引量でも、米ドル/円はここ何年もの間、ユーロ/米ドルに次ぐ第2位の取引量を誇っています。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[米ドル/円スプレッドが狭い順]
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[ユーロ/円スプレッドが狭い順]
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[ユーロ/米ドルスプレッドが狭い順]
ザイFX!の比較コンテンツでも確認できますが、2019年初頭の米ドル/円のスプレッドは、0.3銭あたりが原則固定の最狭(もっとも狭い)水準です。ユーロ/円は0.4銭~0.5銭、ユーロ/米ドルは0.3pips~0.4pipsぐらいが最狭水準になっています。
■スプレッドがマイナスになるかもしれない!?
変動制は、常にスプレッドの幅が広がったり狭くなったりするしくみです。タイミングによっては、原則固定の業界最狭水準よりも狭いスプレッドになったり、ときには売値の方が買値よりも高くなる、マイナススプレッドが生じることもあります。反対に、思った以上にスプレッドが広がっていることもあります。
【参考記事】
●激安! FXの取引コストはわずか0.3銭!? 1つの通貨ペアになぜ2つのレートが…?
原則固定でも、スプレッドは変動する可能性がありますから、原則固定制を採用しているFX会社と、変動制を採用しているFX会社のどちらが良いのかは、一概には言えません。ただ、原則固定の場合はある程度、取引コストを計算しやすいといった利点があると思います。
取り扱っている通貨ペアのスプレッドを全体的に狭くしているFX会社もあれば、特定の通貨ペアのスプレッド縮小に力を入れているFX会社もあります。取引量によって、スプレッドの水準が変わるFX会社もあります。
先ほどもいくつかご紹介しましたが、ザイFX!には主要な通貨ペアのスプレッドを、ランキング形式で比較できるコンテンツがあります。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コスト(スプレッドなど)で比べる
各社のスプレッドを比較してみると、ここの会社はこの通貨ペアのスプレッドは狭くて良いのに、こっちの通貨ペアのスプレッドは他社よりも広いな…、なんてこともわかってきます。慣れてくれば、通貨ペアや取引量に応じて、トレードする口座を使い分けることもできると思います。
■細やかなサポートはFX初心者の強い味方!
3.初心者のバックアップ体制
初心者向けのコンテンツやサポートが充実しているFX会社を選ぶことも、非常に大切なポイントだと思います。
そういった点で、外為どっとコムは外せない存在です。
外為どっとコムでは毎月、「マネ育スクール」というビギナー向けのウェブセミナーを実施しています。

(出所:外為どっとコム)
FXをはじめたばかりの方や、これからはじめたいと思っている方を対象に、「外貨投資がゼロからわかる!」、「注文方法&各種操作方法」、「テクニカル分析を用いての取引手法」という基本的なテーマを、動画でわかりやすく解説してくれます。
動画セミナーというと、どうしても受け身になりがちですが、わからないことがあれば、セミナー中にチャット機能を使って質問することもできます。
しかも、受講後にアンケートに回答して外為どっとコムに口座を開設すれば、トレードの軍資金として6000円がもらえます! FXの基礎知識が習得できるだけでなく、現金までもらえる太っ腹のセミナーです。
【参考記事】
●相場の見方や取引手法がタダで身につく! FX会社主催の無料セミナーは情報の宝庫
マネ育スクールでFXの基礎を覚えたら、毎月実施している「マネトレ!(マネ育トレーニングセミナー)」に参加して、少しずつステップアップしていくことができるようにもなっています。基礎から学んでいきたいと考えている方にはおすすめです。
■FXをクイズ形式で学べちゃう
YJFX!の「YJFX!アカデミー」も、初心者に有益な情報が満載です。

FXの基礎知識や活用法などをまとめたウェブ講座「はじめてのFX」は、図解や表を使って非常にわかりやすくまとめられています。
ほかにも、バラエティ豊かな講師陣による無料オンラインセミナーや、クイズ形式でチャート分析を学べる「YJFX!虎の巻」、YJFX!でしか見ることができないオリジナルの市況レポートなど、さまざまなコンテンツが用意されています。
セミナー中にチャット機能が使えたり、画面に手書きでメモを残せるなど、珍しいサービスがあるのも特徴的です。動画や資料はあとになって見直すことができるので、トレードで悩んだときや復習したいことが出てきたときに、いつでも気軽に振り返って利用できます。
■問い合わせは電話だけじゃない!
サポートが充実しているFX会社もご紹介しましょう。
DMM.com証券[DMM FX]と外為ジャパンFXでは、多くの方がコミュニケーションツールとして利用しているSNSのLINEを使って、カスタマーサポートのオペレーターにわからないことや質問したいことを、気軽に問い合わせることができます。

(出所:DMM.con証券)
電話やメールでの問い合わせは、ちょっとハードルが高いな…と感じている方にも、うれしいサービスです。
【参考記事】
●鈴木奈々も注目!? FX会社の電話サポート受付は24時間とは限らないって知ってた?
外為オンラインは、「FXとは?」といった基礎中の基礎はもちろん、パソコン版取引ツールやスマホアプリの使い方までレクチャーしてくれるレベル別の会場セミナーを、全国の主要都市で頻繁に開催しています。

(出所:外為オンライン)
FXは、画面と向かい合ってポチポチとトレードする孤独なものになりがちですが(FXだけとは限りませんが…)、会場セミナーに参加すれば、ほかの投資家とコミュニティを形成したり、わからないことや疑問に思ったことをお互いに解決しあえる機会にも出会えます。スケジュールの都合がつく方は、積極的に参加してみてはいかがでしょうか?
初心者向けのコンテンツやサポート体制の充実したFX会社に口座を作れば、FXに関する知識を得ることができますし、わからないことをわからないままで終わらせることなく、気軽に質問や相談をして解決することもできます。ぜひ、押さえておきたいポイントです。
ザイFX!には、カリスマブロガーで凄腕トレーダーの羊飼いさんが、会社の信頼性、取引コスト、取引画面の使いやすさなどを総合的に判断して選んだ、初心者にやさしいFX会社を一覧にしたコンテンツがあります。こちらもぜひ、参考にしてください。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:羊飼いが選んだ初心者にやさしいFX会社
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本仮想通貨ビジネス協会(JCBA)