
為替レートが上がると思ったら「買う」、下がると思ったら「売る」。FXの取引パターンには、この2つしかありません。
でも、新規や決済のタイミング、狙う値動き、1回の取引で建てるポジション量などの「トレードスタイル」で、取引のやり方はまったく異なってきます。トレードスタイルごとに、値動きの捉え方、見るチャートの時間軸なども変わります。
FXは土日を除いて24時間、常にマーケットが開いていますから、ずっと休まず相場に張り付くなんて、絶対に不可能です。FXで生計を立てている多くの「専業トレーダー」も、得意とする時間帯に的を絞って、トレードスタイルを確立させて相場に臨んでいます。
兼業トレーダーならなおさら、自分に合ったトレードスタイルを見つけて、それを確立させることが大切になります。
ここでいうトレードスタイルとは、テクニカル分析を重視するか、ファンダメンタルズ分析を重視するかという意味ではありません。1回のトレードに要する期間、つまり、新規で建てたポジションを決済するまでに、どのくらいの時間をかけるかという、時間軸で分類しています。
ポジションを保有している期間の定義はあくまでも目安ですが、トレードスタイルは保有期間によって、おおむね以下のように大別されるのが一般的です。
このほかにも、時間軸ではポジショントレードに含まれる、スワップポイント(スワップ金利)収益の獲得を狙った「スワップトレード」も、トレードスタイルの1つとして知られています。
この章では、スワップトレードも含めた5つのトレードスタイルの、メリット・デメリットを含めた、それぞれの特徴をご紹介します。
・ 「デイトレード」の詳しい解説記事はこちら
・ 「スイングトレード」の詳しい解説記事はこちら
・ 「ポジショントレード」の詳しい解説記事はこちら
・ 「スワップトレード」の詳しい解説記事はこちら
>>>7-1:自分に合ったトレードスタイルの見つけ方 を読む!
(最終更新日:2021年3月3日)
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