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3つの基本的注文方法
「成行」「指値」「逆指値」を覚えておこう

 FXは、パソコンやスマホ、タブレットから取引画面を開いて、提示されている「買値」「売値」を見て、その価格で取引するべく、注文を出していくわけだけど、注文方法も多彩だ。その代表的なものを紹介していこう。

指値・逆指値

 まず、今の値段で売り買いする「成行(なりゆき)注文」。為替レートは24時間リアルタイムで動いていて、成行注文は今動いているレートで注文を出す方法だ。レート表示をそのままクリックしたり、チャート上でクリックして注文を出すが、注文がすぐに確定しない場合もある。注文が受け付けられて確定することを「約定(やくじょう)」というが、クリックしてから、注文が受け付けられるまでに少々時間がかかり、不利な値段で約定していることもある。

 これが「スリッページ」といわれるもので、不利な値段で約定することを「すべる」っていうんだ。混雑時はとくにこの幅が広がりやすい。ある程度すべってもいい幅を事前に設定することもできるが、「スリッページしない」を売りにするFX会社も出てきた。

 次に、「指値(さしね)注文」というのは、この値段以下で買いたい、この値段以上で売りたいと、ずばり価格を指定して出す注文方法だ。現在の値段よりも、よい条件の値段を指定する。たとえば、今1米ドル95円だけど、もっと安くなって、94円で買いたいと思えば、94円で指値注文を出せばいい。FXでは取引を開始することを「エントリー」するというが、指値注文はエントリー用の注文といえる。

 また、利益確定にも利用できる。現在95円で買いポジションを持っていて、1円上がって96円になったら「売り」といった注文をあらかじめ出しておける(上の図)。

 一方、「逆指値(ぎゃくさしね)注文」は、現在よりも悪い条件の注文をあらかじめしておくことだ。現在の値段より、高い値段で「買い」注文を出したり、現在の値段より、安い値段で「売り」注文を出す。なんで、そんなことが必要かといえば、予想が外れた場合のダメージを最小限に抑えるのに使えるからなんだ。たとえば、現在95円で買いポジションを持っていた場合、94円以下になったら、損が大きくなるので決済したいなと思ったら、94円で「売り」の注文を出しておくことができるのだ(下の図)。

ポジションを持ったら、OCO注文で
想定外のリスクを回避しよう!

 FXの取引ツールには、指値注文や成行注文はもちろん、短期売買に威力を発揮するワンクリック注文やリスク管理などに役立つ複合注文など、多彩な注文機能が搭載されている。

OCOの例

 なかでも、リスク管理に活用したいのが「OCO(オー・シー・オー)注文」。これは、保有しているポジションの利益確定注文とストップ(損切り)注文を同時に予約できる注文機能だ。

 たとえば、1ドル=95円で1万ドルの買いポジションを保有、その後、OCO注文を使って「1ドル=96円になったら利益確定の売り」、逆に「1ドル=94円になったら損失確定の売り」を予約しておいたとしよう。

 この場合、どちらか一方の注文が約定したら、もう一方の注文は自動的にキャンセルされる。つまり、早く到達したほうのレートで利益または損失が確定されるわけだ。為替予想が的中した場合は1万円の利益(1ドルあたりの差益1円×1万ドル)に、外れた場合は逆に1万円の損失(1ドルあたりの差損1円×1万ドル)になる。

 冒頭で述べたように、為替相場は1日24時間休みなく動き続けているため、保有しているポジションは、ボクらが寝ている間もリスクにさらされ続けているわけだ。突発的な理由で為替相場が予想をはるかに超えて変動することもある。ポジションを持ったら、必ずOCO注文や逆指値注文を使って想定外の大きな損失を被らないようにリスク管理しよう。

今なら高金利通貨の買いポジションで
好水準のスワップポイントが毎日受け取れる!

 取引する2通貨間の金利差相当額のことを「スワップポイント」という。ポジションを翌日に持ち越すと、このスワップポイントの受け払いが生じる。 「金利の高いほうの通貨を買う(低いほうの通貨を売る)ポジションを持つとスワップポイントを受け取れる。逆のポジションではスワップポイントを支払う」と覚えておこう。

 現在、日本は超低金利なので、対円ペアの場合、高金利通貨の買いポジションを持つと好水準のスワップポイントが受け取れる。だから、外貨預金のような金利(スワップポイント)狙いの中長期運用もオイシイのだ。

スワップポイントの水準

 スワップポイントは毎日見直され、1日単位(日本円)で提示される(表参照)。ちなみに、FXの1日の取引時間は、午前6時から翌日の午前6時まで(米国が夏時間の時。一般に翌日への移行時に15分程度のメンテナンス時間がある)。そのため、ポジションを保有して午前6時をまたぐと、1日分のスワップポイントの受け払いが生じるわけだ。

 仮に、豪ドル(対円)の買いポジションで受け取れるスワップポイントが1万通貨単位・1日当たり67円としよう。この場合、1万豪ドルの買いポジションを30日保有すると、スワップポイントの合計額は2010円に。10万豪ドルの買いポジションなら、その合計額は2万100円にもなるのだ(この間、スワップポイントに変更がなかったと仮定)。

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